断腸亭料理日記2004

浅草・雷門

うなぎ色川・その2

7月24日(土)夜
今年は、土用の丑の日は二回あるそうである。
お酉様ではないが、一の丑、二の丑、というのであろうか?
7/21と8/2。

MSNに著名人の愛した鰻というページがあり

ここで、池波先生の愛した、という題で
野田岩、ことに、日本橋高島屋特別食堂の鰻が取り上げられ
筆者の、野田岩ページへのアクセスは7/21まで、かなりの
量があった。

有名店は混んでいるであろうから、
ごく近所の「やしま」にしようかと思う、、が、休み。
この時期に休むとは、まったく、商売っ気がない。

混んでいるのを承知で、色川にしてみる。
一回目

電話をしてみる。
今日は、おばさん(?)が出て、
「予約は受けないんですが、いつごろですか?」
「10分か15分後なんですが」
「ああ、そのくらいなら、なくならないでしょうから。
来たければ、どうぞ」

ここ、一家をあげて、江戸っ子であったか、、。
憎めない。

自転車をこいで、雷門まで。

テーブルもカウンターもいっぱい。
奥に座敷もあった。座敷は四卓。

今日は、娘さんであろうか、もう一人女性がいた。
先ほどの電話、この人かも知れない。
六代目は婿を取るのであろうか。

ビール。スーパードライ。

白焼き、肝焼き、うな重上。

今日もうまい。

白焼き。
今日気が付いたのであるが、白焼きはわさびじょうゆで食べるが
うなぎの脂とわさびじょうゆ、は、かなり、合う。
残ったわさびも、うなぎの脂の浮いたしょうゆで舐めてしまった。

肝焼き。
やはり、焼き方がよいのであろうか、
柔らかい。

うな重。
前回同様、飯がうまい。これがすべてである。
うなぎの味をぐずぐずいう必要もない。
うなぎ蒲焼と、たれの染みた飯の総体がうな重である。
その総体を、ただ何も考えずに夢中で掻っ込むのが
ここの楽しみ方なんだと、気が付いた。

「親爺さん、今日もうまかった!!」

地図



電話: 03-3844-0590
住所: 台東区雷門2-6-1


色川2005



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