断腸亭料理日記2004

じゃこ天

今日は、少し前の話である。

先々週、四国松山へ日帰り出張をする機会があった。

このときの話。
空港のレストランで、「じゃこ天」なるものを食べた。
また、土産にも買ってきた。

松山というよりは、宇和島の名物のようである。

かたくち鰯など(青魚?)の小魚の稚魚のさつま揚げ、と説明すれば
よいのであろうか。

じゃこ天ぷら、じゃこ天、もしくは、ただ、天ぷら、ともいうらしい。

ちなみに、確か、九州でもさつま揚げのことを天ぷらというと、
聞いたことがあったと思う。

レストランでは、しょうゆと大根おろしで食べさせていた。
これ、かなりうまい。
筆者のような青魚好きには、たまらない。
骨まで、一緒にすり身になっていると思われる。
小魚の稚魚であれば、分けられるものではない。
すべてをすり身にすると思われる。

ここがうまい。
かたくち鰯をそのまま食べているようである。

また、揚げ立てであればさらにうまそうである。
(レストランでは焼いてあるのか、
揚げ立てかどうかは不明だが熱かった。)

買ってきたものは、レンジや、オーブントースターで
温めて食べた。

静岡県の駿河地方というのであろうか、
沼津、富士、静岡あたりでは、
油で揚げてはいないが、まったく同じようなものを「黒はんぺん」と
言っている。

黒はんぺん

こちらは、みりんが入っているのか、少し甘い。

味としては、伊予地方のじゃこ天の方がうまい。

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