断腸亭料理日記2004

焼鳥

5月2日(日)夕
少し肌寒いが、天気がいい。
車で、近所の酒屋までビールを買いに出る。
ケース買いである。

筆者の車は国産のコンバーチブルである。
こんな日は、開けて走るのは爽快である。
また、大きな買い物をする場合、便利この上もない。
開けておけば、上から、後部座席にヒョイと置くことができる。
(ついでだが、ビールを買うために、台車も持っている。これも、便利。)

こんな天気の日には、焼鳥を焼こう。

通常は、冷凍の焼いていないものを常備してあるが、
あいにく、今は切れていた。

ハナマサに寄ってみる。あるにはあるが、かなり高い。
中国からの輸入もののため、例の、鳥インフルエンザの影響で
以前は、100本入りの箱で、7〜800円であったと思うが、
倍以上の値段になっている。

胸肉が安いので、自分で刺してみることにする。

ついでに、皮も買う。
それから、串。長いものを選ぶ。

帰宅。

ねぎ、胸肉を切り、刺していく。肉の繊維を横にして刺してみる。
肉、ねぎ、肉、肉、ねぎ、の順。こんなものであろうか。
意外に難しい。14、5本。皮も4,5本。

タレの準備。
タレは、何回か焼いているので、残っているのものがある。
毎回、継ぎ足し、継ぎ足しである。
鍋に移し、加熱。しょうゆ、酒、砂糖、みずあめ、水を加え
さらに、味を出すだめ、鶏皮も少し入れ、煮詰める。

さて、炭を熾(おこ)す。
筆者は、ベランダで七輪、炭で焼く。

火熾(ひおこ)しをガスレンジにかけ、熾す。
さらに、七輪に移し、扇風機をあて、さらに、熾す。

扇風機は焼き始めても、部屋に、煙が入らないのに使う。

焼く。
まず、胸肉を塩で焼いてみる。
かなり、気をつけて揃えたつもりだが、それでも、まだまだ。
大きさが不揃いなのは、非常に焼きにくい。
それでも、なんとか焼けた。

ビールを開けて呑みながら。

まあまあ。ねぎがうまい。
塩の場合、肉の味がそのままに、出る。安かった、、ブロイラーであろうか。

いつも使っていた中国産の串は、意外と良い肉であった。

皮にいってみる。
皮である。脂がすごい。また、刺し過ぎでもあった。
火が上がり、煙がモウモウと上がる。

あわてて、うちわであおぎ、消すが、とても追いつかない。
煙が、焼鳥にかかると、すすけて、台無しである。
だめだ、、。
(近所に通報されそうな、煙になってしまった。)


皮は中止。

胸肉のタレに変更。
タレであれば、多少すすけても、ごまかしがきく、、。

これは、まあまあ。

14,5本。追加で、4,5本。
今度は、できるだけ大きさを揃え、また、小さめにする。

都合、20本ほど。終了。

なかなかに、難しかった。
焼鳥は、切って刺すことで半分は終わっていることに気が付いた。
ひょっとすると、半分以上であろうか。
また、肉の味も、かなり、重要。

簡単ではない、焼鳥

断腸亭、焼鳥屋修業は、まだまだである。。


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