断腸亭料理日記2004

有楽町・路スパ

ジャポネ・持ち帰り

2月12日(土)第二食

タイトルに「路スパ」と、した。

「路スパ」。誰かが書いていたような気もするが、
むろん定着している言葉ではない。
その上、他にあるのか?、といわれると、
ほとんど、ない。(他に1〜2軒か・・・。)

いうまでもなく、路麺に対しての、「路スパ」である。

路スパ、という表現が最も適切なような気がする。

持ち帰る意味、は、なんであろうか。

忙しいから、
店が混んでいるから、あるいは、並んでいるから、
家で、落ち着いて食べたいから、
家族と食べたいから、、などであろうか。

ウイークデーの昼、並んでいると、TELで注文が入り、
時間を指定し、その時間に、ピックアップしていく、
という方がおり、なにか、うらやましく感じ、
ちょっと、やってみたかった。

この連休も、風邪気味で、街を歩き回るのも大儀。

また、妻も食べたいであろう、と考えた。
(一度だけ、一人で行ったという。
しかし、やはり、女性一人では、入りずらいようである。)

かといって、ここに、女性連れで入るのは
ラーメン二郎・三田本店に、女性連れで入ることと、同様に、
唾棄すべき行為である。

これは、美学、というほどのことでは、なかろうが、
まずは、常識であると思っている。

男と女では、食べる速度が違う。

行列のある店では、先に食べ終わった場合、一人でも、
先に席を空けるべきである。

さらに、べちゃべちゃ喋りながら、
食べるなど、論外。即刻、出て行ってほしい。
ここまでは常識。

自分のことを言えば、女連れで入ってよい店と、
いけない店が、あると思っている。
これは、美学であり、男の作法、であると、いってよい。

ラーメン二郎・三田本店も、ジャポネも、愛する食い物と向き合う、
男達の、神聖にして犯すべからざる、大切な空間である。

そこに、チャラチャラ、女連れで行ってはいけない。
(百歩譲って、行くのであれば、一人で食べている周りの方に
不快感を与えぬように、男として、振舞うべきである。)

おわかりであろうか、作法としては、行列のあるなしでは、ない。
男達が、その空間を大切にしているかどうか、である。

そういう意味では、上記、二店だけではない。

脱線した。

ジャポネの持ち帰りである。
一点の危惧は、あそこで食べるから、うまい、のかも、ということ。

ともあれ、12:30。店にTELし、注文。
「ジャリコ、インデアン、普通盛り、15分後。」

拙亭から、ジャポネまでは、車で15分程度あれば行く。

ちょうど15分で着く。
土曜のこの時間。列はないが、ほぼ満席。

値段は、店と同じ。
発泡スチロールの容器に、入り、プラスチックのフォークと、
粉チーズも袋に入れて、付けてくれる。

帰宅。

開けてみる。


ジャリコ



インディアン

こうしてみると、とても、人の食べるものと、見えぬ。

インディアンは、筆者、初めてであった。
見たところ、カレーがかかっているだけのように見える。

(恐る恐る、)食べてみる。

と、なんと、やはり、曰く形容しがたく、うまい

麺に、コゲ、が付いている。
ただ、カレーをかけているだけではなく、麺は、炒めてあるようである。
例のフライパンである。

やはり、あとを引く、「あの味」が、麺に付いている。
カレーは、厚めに切った豚バラ肉が入っている。
これもうまい。

持ち帰っても、滅法うまい。有楽町・「路スパ」・ジャポネ、である。

ジャポネ TEL 03-3567-4749
〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目1−1



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