断腸亭料理日記2024

ポークジンジャー

4578号

6月4日(火)夜

さて。

ポークジンジャーで、ある。

まあ、平たく言えば、豚の生姜焼き。

一応使い分けをしており、とんかつにもする程度の
厚みのあるものを、私は、生姜焼きではなく、
ポークジンジャーと、いうことにしている。

暑くなると、食べたくなる。

生姜味だからであろう。

そして、薄いスライスではなく、ナイフで切って
食べる程度の、食べ応えのある、ちょっと
厚みのあるものがよい。

ということで、とんかつ用のものを買ってきた。

それからキャベツ千切り。
これも必須だが、最近はカット野菜を使っている。

今、キャベツも比較的高値だし、カット野菜の方が
割安、また買っても余らせるだけでもったいない。

それから、マカロニサラダでもつけようか。

たれ、で、ある。

プロはフルーツ類を入れたり色々あるが、
私は、おろし生姜と酒、しょうゆのみ。
シンプルでも十部うまい。

料理に使う酒は、私は料理酒ではなく、
普通に呑む酒を使っている。
日本酒は買ってもそう毎日呑むわけではないし、
延々と残ってしまう。
それで、あれば、料理に使ってしまおうと。

今、冷蔵庫に随分長くあって呑んでいなかった
濁り酒を使い切ってしまおうとしている。

濁りだが、酒粕が少し多めに入っている。
鍋に入れ、加熱。煮切って、冷ましておく。
加熱しても、酒粕がなくなるわけではないが。

ここにおろし生姜。

最近、生姜も、もうチューブのものを使う
ことにした。
前にも書いたことがあるが、生の生姜は、
常温で密閉して保存、なのだが、それでも
そう頻繁に使うわけではないので、どうしても
わるくなってしまう。
香りはもちろん、生の方がよいに決まっているが
チューブにした。
その代わり、ちょっと量は多め。
冷ました酒、しょうゆ。

先に、マカロニをゆでてマヨネーズを混ぜておく。

とんかつ用豚ロース肉、二枚。

片面に胡椒と、軽く塩。

そこに小麦粉。

これは、片面だけ。

ボークジンジャーはムニエルではないので
小麦粉は付けなくともよいのだが、とろみが
出るので、片面だけ付けている。

フライパンを熱し、軽く油。

豚ロースを投入。

中火。

小麦粉を塗っていないを下にする。

肉の焼き方は、あまり気を使わない方が
むしろよいと、最近気が付いた。

厚めの豚ロースを焼く場合、脂身から脂を
出すようにフライパンを傾けながらじっくり焼く。
ただこれは、塩胡椒のみ、の時。

ポークジンジャーの場合は、仕上げにたれを入れ
煮詰める。
脂身から出る脂の量は少なくなってしまうが、
塩胡椒のみの場合よりも加熱時間が長く、
多少浅めの火入れの方がむしろよいことに
気が付いた。

ある程度火が入ったら、ひっくり返す。

ずっと中火を継続。
ここも火が通るくらい。

焦げ目には特にこだわらない。
軽く付くくらいでよかろう。

一気に、たれを投入。

からめながら、煮詰める。
酒粕入りもあってか、とろみが強め。

いいかな。

盛り付け。

キャベツにたれを掛けるのも忘れてはいけない。

ナイフフォークを用意。

ビールを開けて、食べる。

とろみも強いが、気持ち甘めのたれになった。
ノーマルな日本酒だとここまではならない。
だが、これはこれで、なかなか、うまい。

これは、成功、で、あろう。

 

 

 

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