断腸亭料理日記2024

麻婆豆腐

4584号

6月13日(木)夜

さて。

麻婆豆腐である。

梅雨入りが伸びて、暑い日が続いている。

暑くなると、麻婆豆腐、で、ある。

最近、ちょくちょく赤坂の[四川飯店]で

麻婆豆腐を食べている。

まあ[四川飯店]に限らずに、本格系の麻婆豆腐は濃い。

私の作るものとの比較、で、ある。

最近、豆チ醤を使い、かつ意識的に、甜麺醤を
多めに入れてみたりしている。
それでも、まだ、違う。

毎度書いているが、麻婆豆腐の味付けは難しい。
まあ、私は勘で味付けをするのだが、
この手の中華料理、中華調味料に、勘が働かない、
ということであろう。

今日は、砂糖をある程度大胆に入れてみようかと
考えた、のである。

辛い四川料理に砂糖を入れるのは、どうしても
抵抗がある。麻婆豆腐のレシピには砂糖を入れている
ものが少なくないのに。

韓国料理。あれも辛いのだが、甘いものが意外に多いと
思われる方も多いだろう。
韓国料理の甘いものは、それとわかるほど甘い。
あれももう一つ、苦手なのである。違和感がある
のである。

豆腐、生姜と豚挽き肉を買ってくる。
にんにくも必要だが、これはある。

生姜は買わないことにした、と書いているが、
さすがに、おろし生姜のチューブでは事足りなかろう。
スライスを使わなければいけない。

にんにくは一片、包丁の腹で潰す。
生姜は二枚スライス。
仕上げの、ねぎみじん切りも用意しておく。

中華鍋を煙が出るまで熱し、油をまわす。

点火し、にんにくと生姜を投入。

炒めて、豆板醤。

油と馴染ませる。

挽肉を投入。

脂が出るまでよく炒める。

豆チ醤と甜麺醤。

どちらも同量程度で、今までよりは、多め。

よく和える。

赤唐辛子パウダー。

なかなか、辛め。
むろん、量は全部、勘。

ここで砂糖。
ちょっと多め。だが、写真を撮っていなかった。
計量スプーン、大さじ1程度であったと思う。

水。

味覇、沙茶醤、しょうゆ、ラー油、胡麻油。
に、紹興酒をいつも入れていたのだが、
今日は忘れていた。
まあ、大差ないか。

味見。

OK、かな。

ここに賽の目に切った、豆腐。

ねぎみじん切り。

煮立てて、水溶き片栗粉。

最後に、花椒を数粒潰す。

皿へ盛り付け。
花椒を散らす。
香りがすぐに飛ぶので、最後。

出来上がり。

ビールを開けて、食べる。

どうであろうか。
砂糖を、そこそこ入れた。

ん!。
気持ち多かった、かもしれぬが、やはり
ある程度分かるくらい、砂糖は入れた方が
よかった。
コクというのか、深み、というのか、重み
というのか、が出ている。

やはり、砂糖はある程度入れるべき。
甜麺醤、豆チ醤の量も今回程度は必要、
といってよいのか。

ともあれ。
今日の麻婆豆腐はかなりの前進といって
よいだろう。
遅すぎた?。

 

 

 

※お願い
メッセージ、コメントはFacebook へ節度を持ってお願いいたします。
匿名でのメールはお断りいたします。
また、プロフィール非公開の場合、バックグラウンドなど簡単な自己紹介を
お願いいたしております。なき場合のコメントはできません。

 

 

 

断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5|

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |

2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |

2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |

2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |

2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |

2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |

2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |

2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月

2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |

2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |

2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |

2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |

2016 7月 | 2016 8月 | 2016 9月 | 2016 10月 | 2016 11月 | 2016 12月 | 2017 1月 |

2017 2月 | 2017 3月 | 2017 4月 | 2017 5月 | 2017 6月 | 2017 7月 | 2017 8月 | 2017 9月 |

2017 10月 | 2017 11月 | 2017 12月 | 2018 1月|2018 2月| 2018 3月|2018 4月 |

2018 5月 | 2018 6月| 2018 7月| 2018 8月| 2018 9月| 2018 10月| 2018 11月| 2018 12月|

2019 1月| 2019 2月| 2019 3月 | 2019 4月| 2019 5月 | 2019 6月 | 2019 7月| 2019 8月

2019 9月 | 2019 10月 | 2019 11月 | 2019 12月 | 2020 1月 | 2020 2月 | 2020 3月 |

2020 4月 | 2020 5月 | 2020 6月 | 2020 7月 | 2020 8月 | 2020 9月 | 2020 10月 | 2020 11月 |

2020 12月 | 2021 1月 | 2021 2月 | 2021 3月 | 2021 4月 | 2021 5月 | 2021 6月 | 2021 7月

2021 8月 | 2021 9月 | 2021 10月 | 2021 11月 | 2021 12月 | 2022 1月 | 2022 2月 | 2022 3月 |

2022 4月 | 2022 5月 | 2022 6月 | 2022 7月 | 2022 8月 | 2022 9月 | 2022 10月 |

2022 11月 | 2022 12月 | 2023 1月 | 2023 2月 | 2023 3月 | 2023 4月 | 2023 5月 |

2023 6月 | 2023 7月 | 2023 8月 | 2023 9月 | 2023 10月 | 2023 11月 | 2023 12月 |

2024 1月 | 2024 2月 | 2024 3月 | 2024 4月 | 2024 5月 | 2024 6月 |

BACK | NEXT

(C)DANCHOUTEI 2024