断腸亭料理日記2024

もつ煮込み

4692号

12月2日(月)夜

さて、もつ煮

もつの煮込み、が食いたくなった。

寒くなってきた、というのもあるのだが、
やはり、これも時として無性に食べたくなる。

居酒屋のメニュー、、いや、もう少しフォーカスを
絞ると、競馬場だったりウインズのそばのバラック建て
のような呑みや、といったところのイメージ。
だが、もちろんうまい。

どこのものもうまい、のではあるが、私のもつ煮レシピは、
大昔から評判の、深川森下の[山利喜]のものがベースに
なっている。実際に店でなん度も食べているが、ここの
ご主人がやはり数十年前だが、NHKの料理番組で公開して
いたもの。

買出し。

今日は、千束のハナマサ。

モツは白モツ、白コロ。
豆腐、こんにゃく。
それに、味噌、しょうゆ、砂糖、にんにく、生姜、
日本酒、赤玉ポートワイン、ローリエ。こんなところ。

調味料系は全部ある。

白モツは冷凍のもの、白コロは生のもの、豆腐、
こんにゃくを買ってきた。

白モツは半解凍し、大量にあるので、半分を利用。
あとは冷凍庫へ。白コロは水洗い。

生の白コロからは脂が出るので必須である。

にんにくは1個スライス、同量程度の生姜もスライス。

あ!。
冷蔵庫に大根が残っている、入れようか。
5mm程度の銀杏切り。

圧力鍋に白モツ。

白コロ。

白コロ、にんにく、生姜。

大根、水、味噌。

味噌は、信州味噌と八丁味噌。3:1程度の割合。
それからしょうゆ、砂糖も。

赤玉ポートワイン。

赤ワインと砂糖でもいいのだが、これがオリジナル
レシピ。日本酒。

ローリエ3枚ほど。

点火し、沸騰したらふたをせず、中火で5分程度煮込む。
これでアルコールを飛ばす。

その後、ふたをして点火。加圧。
圧が上がったら、中火のまま5分。

これで、消火。放置。

ほぼなんの煮込み料理でも圧力鍋はこの程度。
これで柔らかくなる。
また、圧を掛ける時間がこれ以上になると食感が
なくなってしまう。

豆腐、こんにゃくには圧はかけられない。

置いている間に、玉子をゆでる。
煮込みには、ゆで玉子も入れたい。
もちろん、玉子にも圧は掛けられないので、
この間に、ゆでておく。
ゆでたら、冷水でしっかり冷やし、むいておく。

いろいろやって、1時間後。ふたを開ける。

こんな感じ。白コロから脂も出ている。

大根を入れたから、こんにゃくはいいか。
結局、こんにゃくは嵩(かさ)増しなので。

豆腐1丁切ったもの、ゆで玉子を投入。

ここから弱火でゆっくり煮込み。
味見もしておく。
ちょっと濃く、甘め。水、しょうゆを足しておく。

ん!、忘れた。フランスパン。
これも[山利喜]流だが、ガーリックトーストを
煮込みには添える。

弱火で煮込みつつ、フランスパンの買出し。

ある程度煮込んで置いておく。

放置、1時間後。
玉子、豆腐もこのくらいになればよいか。

ガーリックトースト。
にんにくをおろし、オリーブオイルへ。
これをフランスパンに塗ってオーブントースターで
軽く、焼く。

盛り付け、出来上がり。

ビールを開けて食べる。

なかなか、よくできたのではなかろうか。

白コロから、脂が出てこってり。
やはり、白コロは必須。

もつ煮、というのは意外に味付けが難しい。
濃い味噌味、と思いがちではなかろうか。
思いがけず、甘味が入らないと、煮込みらしくならない。
それでちょっと甘い赤玉ポートワインが入る。
(ただ、甘すぎてもいけなかったのが、今日で
あったが。)

ガーリックトーストは、つゆに浸して。
これも、欠かせない。

玉子もgood!。

もつ煮込み、で、あった。

 

 

 

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