断腸亭料理日記

2000年 断腸亭の正月

1月3日(月)
2000年の年が明け、はや、3日となった。

2日には、母親と兄が来亭し、鴨鍋

(鴨と芹を、すき焼きのように、鉄鍋で照り煮にしたもの。
今は、鴨といえば、ねぎであるが、昔は芹も、つき物、
というほど、よく食べられるものであった、という。

鴨は、硬くなるので、煮過ぎないのがポイント。
同じく、すき焼きのように、溶き玉子をぐぐらせて食べる。
鴨肉は、甘みがあってうまい。
脂が強いが、芹といい相性なのである。)

鴨は拙亭では正月の定番となりつつある。

夕は、お馴染みの、水餃子
昨年は何回も作ったが、今年も、お世話になろう。

今日は、妻と映画。
そこそこに、入った、と聞いていた、梟の城。(原作:司馬遼太郎 監督:篠田正浩)

忍者ものの、時代劇であるが、興味のない、妻などにも、
充分楽しめたようである。

帰りに、赤坂へまわり、ラーメンでも食べようかと
(赤坂ラーメン)、思ったが、変更。
トニーローマが開いているのを見つける。
スペアリブもよい。
車のため、持ち帰りの可否を聞くと、さすがに、アメリカのチェーンである。
できる、という。
レギュラーセット1人前。(リブ、フレンチフライ、コールスロー付き。\2,500)
1人前でもそこそこに、ボリュームがあるという。

帰宅。
昨日の餃子。タネ、生地が残っていたので、皮を伸ばし、包む。
今日は、蒸篭(せいろ)で、蒸す。

スペアリブと、蒸餃子、妙な組み合わせになってしまったが、
共通点は、ビールに合うこと。

トニーローマのスペアリブ。
甘めで、こってりした、いかにも、アメリカのバーベキューソースの味付け。
これは、これで、うまい。
お節料理明け、には、いい。
トニーローマなどは、気取って、店で食べるより、こうして、持ち帰って
ゆっくり、食う方が、いいのではないだろうか。

なかなかに、充実した、正月であった。
 

※平均点  2.645      合計 31人

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