断腸亭料理日記

親子丼

1月8日(土)
昼、起床。
今日も一人である。
洗濯。

何を食べようか。

まだ、雑煮用の鶏肉が残っている。
親子丼を作ろう。

久しぶりに、飯を炊く。
NHK「男の食菜」のテキストにあった。
(放送は、次回)
今日は、これを手本にしよう。

作る。
まず、出汁。
この、例は、鶏だから、鶏の出汁、ということである。
鶏挽肉を煮出し、卵白を入れ、濾す。

これは、前に、「上海焼きそば」(譚彦彬先生レシピ)でも使っていた。

味付けは、しょうゆと、みりん、のみ。
砂糖は入れない。辛めの味付けになる。

卵は1人前に、2個。
親子丼と言えば、たまねぎも、あるが、テキストは長ねぎ。
今日は、長ねぎでやってみよう。

テキストを見ると、1人前ずつ丼鍋で作るのが、いい、という。
でき栄えを考えると、1人前ずつがいいのだろうが、
鶏肉が2人前程度はあり、面倒くさいので、鍋で、一遍に作る。

出汁に、熱の通りを考えて、鶏から。
そこそこ、熱が通ったところで、ねぎ。
ねぎは、半煮え程度がうまい。

卵は、完全に溶かない。
蓋をして1分。半熟で完成。

どんぶり飯に盛り、やはり、雑煮用で余っていた、三つ葉をちらす。
この、三つ葉、だけでも、なにか、本格な感じが、してしまう。

食べる
やはり、親子丼は、鶏肉のうまさ、品質で、40%は決まってしまうのではなかろうか。
まちろん、卵の半熟加減、出汁の味付け、など、うまさを左右する、
要素はあるが、これは、作り方(テクニック、タイミング)で解決できる。

しかし、肉のうまさ、だけは、解決がつかない。

前回のかしわそばでも、書いた。
築地の鶏肉専門店(今、店名は、忘れてしまった)で買ったのだが、
コクがあって、まったくに、うまい。
同じ鶏肉でも、こうまで違うのかと、思う。
今、ブロイラー、と、いうのは、あまり、ないかも知れないが、
スーパーで「○○地鶏」と称して売られているものも、多いが
この鶏は、肉質もプリプリしており、断然に味が濃い。

親子丼のような、濃い味付けで、ガツガツと食べる、丼もの、の場合、
こうした、しっかりした鶏がぴったりである。
 

※平均点  2.679      合計 28人

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