断腸亭料理日記2006

ポルチーニの

クリームパスタ

9月11日(月)夜

さて、今日はなにを食べようか。
夕方、考える。

なにか、こってりしたものが食べたいと思った。
なんであろうか。秋になってきたし、、
ポルチーニのクリームパスタなんかどうだろうか。

ポルチーニとはイタリアンで使う、きのこである。
香りがよく、今、東京ではある程度のスーパーであれば、
乾燥物が売られている。

筆者も過去何回か作っている。

ポルチーニのフェットチーネ(トマト)

レバーとポルチーニ茸のクリームペンネ

それから、外食。

有明・トラットリア・アルポルト、挽肉とポルチーニのクリームパスタ

この、挽肉のクリームがよかろう。

仕事帰り、スーパー二軒を覗いてみる。
一袋で、¥600と¥1000。
高い。

¥1000の方は、最高級などと書いてある。
「アルポルト」の方は、¥1000のランチである。

まったくもって、町で売られているものは高い。
もともと、イタリアでもそこそこ高級なものだというが、
やはりここまで高いものではないようだ。
高級である、ということで、¥1000でも買う人間がいる、
と、いうことであろう。事実、筆者などは買ってしまう。
まったく、足元を見ている。いい商売である。

業務用であればもう少し安いのであろうか。
今度探してみよう。

どれだけ違うものか、¥1000と¥600と両方買ってみる。

後は、牛挽肉、生クリーム、パルメザンチーズがなくなっていたので
これも。

帰宅。

作る。

折角であるから、最高級とやらを使ってみよう。
乾燥物は、スライスされている。
これは、大きく、崩れてもいない。
袋を開けると、もう既に、うまそうなよい香りが漂ってくる。
手で触るだけで、手にも香りが付いてしまうくらいである。

5枚ほどを取り出し、ぬるま湯で、もどす。
残りはジッパー付きの袋に密閉し、冷凍庫へ入れておく。
もどす時間は30分。そのままおく。

玉ねぎ1/4をみじん切り。
パスタ用の湯を沸かしておく。

30分。

フライパンにオリーブオイルを敷き、
玉ねぎを炒める。
透明になりはじめたら、牛挽肉を入れる。

同時進行で、パスタも茹で始める。
今日は、フェットチーネ。
深い意味はない。普通のスパゲティーが切れていただけである。

挽肉を炒め、塩胡椒。
白ワイン。ポルチーニの戻し汁を入れる。

ポルチーニを切り、入れる。
生クリーム、パルメザンチーズ。

味見。濃い目がよい。

気持ち塩と、パルメザンチーズ。

フェットチーネを揚げ、皿にとり、ソースをかける。


ちょっと肉が多かった。
ソース(クリーム)が少なくなってしまった。

ともあれ、食べよう。

味はなかなかよい。
香りも、最高級(?)のおかげか、濃厚にできた。

以前に作った時には、
料理をする前には、よい匂いであったが、でき上がってみると
大分に香りが少なくなっていたようなこともあったが
今日のものはよい。

ポルチーニというのは、香りだけではなく、味ではないのだが、
うまみ、といのか、風味というのか、もあるように思われる。
どこか、ローリエにも近い風味のような気もする。

また、この香りは、やはりクリームによく合う。
具も今回の牛挽肉が簡単でくせがなく、一番よさそうである。




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