断腸亭料理日記2006

湯島天神下・鮨・一心

5月17日(水)夜

今週は少し、あわただしい。

ビッグサイトから夕方、オフィスへ戻り、仕事。
昔はもっとバタバタとした生活を送っていたのだが、
少し、ゆっくりとした、ペースになっていた今日この頃。
たまさかに、ちょっとばかり忙しくなると、
抜けも出てきたり、、、。

ともあれ、なんとか仕事を片付け、20時、オフィスを出る。

雨。

魚が食いたい。
この時間であれば、鮨屋しかない。
今日は水曜。太助は休み。
(これは憶えていた。)

天神下・一心、だ。

上野御徒町駅を降り、足早やに一心まで。

この時間であれば、同伴のお客さんは、引け、少し、すく時間。

カウンターの一番手前の、はじっこに座る。
ビール。
サントリーモルツのプレミアム。
初めてである。
なかなか、うまい。
(ふー。疲れたな、、、。)

お通しは、茹でほたるいかのからし酢味噌、
ししとうとじゃこの和えたもの、昆布の甘露煮。
どれもうまいが、昆布がとろとろに煮え、
甘辛でうまい。

例によって、いきなり握り。

白身。
まこ(鰈)、キンメ。

おっと、2個ずつ、出てきてしまった。
まあよい。
いわなかった、こっちが悪い。
次から、一個ずつ。

次。
いか。
聞くと、すみいかと、あおりいか。
よし、両方!!

まずは、好物の、すみいか、から。
肉厚でねっとりしていながら、プチッとした食感。
そして、独特のあまみと香り。

あおり。
これは、細かい包丁目が入っている。
これも、よい。
なにか、すみいかに、かなり近いような、、。
気持ち、あまみが、強いのか、、。
うまい。

光物。
鯖、鯵、小肌、春子、と、いう。
鯖、小肌は、時期ではなかろう。

鯵と、春子。

鯵は、間に大葉を挟んで、握っている。
厚みがあり、あまい。
春子は、比較的大きいもの、一匹まるごと使っている。
尻尾まで付いている。
よく〆てあり、さっぱりとして、うまい。

鰹。
これも、うまい。
柔らかく、さっぱりとしているが、脂もある。

貝。
平貝、鮑(生)。

平貝は、この、サクッ、というのであろうか、
独特の食感が大好きである。

生の鮑は久しぶりかもしれない。
縁の黒い部分のコリッとした食感と、
白い部分の柔らかさ。
そして、潮の香り。

うまかった。
腹もよい。

お勘定。¥7000。

今日は、さくさく食って、さっと、帰る。




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