断腸亭料理日記2006
3月19日(日)夜
昨日、アド街ック天国の「町屋」で、どぜう鍋を見て、
最近食べていないことを思い出し、無性に食べたくなった。
いや、それもあるが少し前から、飯田屋
の前を通りかかる度に、食べたくなっていたのである。
腹を壊してもこんなものを食べたくなるのは、
我ながら食い意地が張っている。
お粥を食べたそばから、これである。
飯田屋でもよいのだが、どじょうは、基本的には妻はだめ、
なので、一人で行くのも今一つ。
どじょうを買って、家でやろう。
近所のスーパーや、松屋、松坂屋を見て回るがなく、
結局、吉池。
前にもこんなことがあったが、最初っから、
まっすぐ吉池へ行けばよいのである。
生きたもの。
大きめのものを購入。100g¥300。
それでも、どじょう屋で出てくるような
人差し指ほどの太いものではない。
小指くらいであろうか。
さて、帰宅。
丸のまま、しょうゆの割り下で食べる、
いわゆる、丸鍋でよかろう。
生きがよい。
小鍋を用意し、入れる。
酒を少量入れ、火にかける。
おっと、二匹ほど飛び出した、、。
火を止め、慌ててつかまえ、鍋に戻す。
火にかける前に、ふたをしなくてはいけない。
今度は、ふたをして、火にかける。
コトコト。一瞬にして、静かになる。
酒を入れると、骨が柔らかくなると、
昔から言い習わされている。
一度、洗う。
カセットコンロを用意。
(さすがに火鉢は、もう暑い。)
ねぎを一本刻む。
少し、煮ておこう。
酒、しょうゆを入れ、ふたをして煮る。
食卓へ移動。
七味、山椒、ビールも用意。
ねぎを入れ、煮る。
いいかな?
おお。これは、思ったより、泥臭くなく、
また、苦味がなく、結構食べやすい。
丸のままで食べるのは久しぶりである。
妻への配慮で、どじょう屋でも、開いたものを
食べていた。
もっと泥臭く、はらわたが苦かった記憶がある。
最近のどじょうは、こうなのか、
筆者の味覚が変わったのか。
わからないが、かなりうまい。
骨も柔らかい。
妻にも、食わせる。
(大丈夫のようだが、二匹は食べなかった。)
どじょう屋で食べれば、丸鍋一つで、¥1500はかかる。
これで、¥300。
十二分。
うまかった。
断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5 |
2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |
2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15
2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |
2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月
(C)DANCHOUTEI 2006