断腸亭料理日記2006
1月24日(火)夜
今年最初の、合羽橋・太助寿司、で、ある。
年が明けてから、近所で女将さんに出くわした
ことなどがあったが、
やはり、行っておかなければ、いけない。
今日は、一人で、ぶらっと、行ってみた。
8時前、というような時間。
カウンターには、接待と思われるのが、二組。
まずは、お酒。
お燗。
自宅に寄って、自転車できたのだが、寒かった。
お通しは、親方の自慢する、北海道余市のあんきも。
神田のいせ源で、食べたばかりである。
あんこうは、常磐が有名であるが、
ものは、北海道の方が、ずっとよい、と、親方はいう。
いせ源と比べて、味はどうか、といえば、
筆者には、甲乙つけ難い。
どちらもうまい。
むろんのこと、生臭味などとは無縁である。
刺身。
平目。冬の鮨はもう、平目を抜きに語れないであろう。
歯応えと、あまみ、で、ある。
うまい。
青柳、北海道士別。
〆鯖、三陸。
これは、かなりうまい。
霜降りのような脂があり、また、あまい。
いか。すみいか。
筆者、すみいかは、このところ、好物になってきた。
いかも色々と、種類があるが、すみいかは、目隠しされても
わかるようになってきたように思う。
歯応えと、甘味、というのとはまた違う、曰く表現しがたいが、
なにか、独特の味がある。
大間のまぐろ、中トロ。
大間のまぐろは、そろそろ、終わりであるという。
さて、ここで、揚げ物。
なんと、とらふぐ、の白子。
これはもう、なにをかいわんや。
生臭味や、クセがまったくなく、まさしく、とろけるようである。
ここ、太助の親方は、ふぐの店でも修行した、という。
店のメニューにはないが、実は、ふぐも、やる。
近所であるが、浅草の三浦屋。
この日記に書いてはいないが、暮れ、会社の忘年会で
行ったりしているのだが、そんな話を、
親方にすると、対抗心を、あらわにし、
もっと、うまい、本物のとらふぐ、がある、と、ほえる。
筆者などには、三浦屋でも充分うまいが、、。
べったら漬け、磯辺巻き。
さて、にぎり。
みる貝。江戸前。
汐の香りが、よい。
うに。津軽。
冬は、ここのものが、最高。
あまい、あまい。
さより。これは、葉山。
身が厚く、ぷりぷり、で、ある。
生がき。
ちょっと、珍しい。
小ぶりな小肌。
そして、いつもの、穴子。
毎度のことだが、とろけるようで、うまい。
小肌も、安心できる味、で、ある。
最後は、中落ちとトビ子の巻き物。
以上。
やっぱり、今年も、うまい。
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