断腸亭料理日記2006

香り米の炒飯

2月6日(月)夜

7時、腹が減った。
今日はなにを食べようか。仕事をしながら、考える。

そうであった。昨日のラムのカレーで炊いた「香り米」、
3合も炊いたため、まだまだ、残っている。

あれで、炒飯を作ろう。

8時前、オフィスを出る。
なにを入れようか。
タイ米である。どちらかといえば、ニャクマムか、
ナムプラーでも入れて、東南アジア風にしてもよいが、、。
しかし、せっかくの香り米、他の匂いを付けてしまっては
もったいなかろう。シンプルにいきたい。

具は、、?叉焼などを作っている時間はない。

スーパーに寄って、できあいのものでも捜そうか。

肉売り場を見ると、豚バラの厚めのスライス。
これを細かく切って、味を付け、簡易に叉焼のようなものを
作ろう。

帰宅。

厚みのある豚バラスライスを5〜6mmの幅に切る。
しょうゆ、紹興酒、砂糖も入れる。
このたれをよくもみ込み、30分ほど置く。

この間に、日記書き。

フライパンを熱し、油を軽く敷く。
肉を入れ、強火で、焼きながら、たれを煮詰める。
バラであるため、脂が出る。
焦げ目付くほどに、よく焼く。

ねぎを切る。

中華鍋を熱し、油を回す。

玉子、二個。
中華鍋に直に割り、おたま、で、潰し、炒める。
くっつく、、ので、弱火。

油が少なかったか、、。
油を足し、火を止め、少し落ち着かせる。

OK。

ここに、肉を入れ、軽く炒める。

香り米、を、入れ、弱火で、炒める。
プロのように、鍋を振って、米粒を舞い上げる、
などという芸当は、とてもできない。
中華鍋は、重い。
あれは相当な、力技(ちからわざ)、で、ある。

しかし、もともと、パラパラな米である、
ほぐす必要は、ない。
天地を入れ替えながら、炒める。

味付けは、塩胡椒と、軽く、しょうゆ。

味見。OK。

仕上げに、ねぎ、を加え、さらに炒める。
ねぎがしんなりしたら、終了。



ビールを抜いて、食べる。

ふむふむ、香ばしい香りも、残っており、なかなか、うまい。
豚バラも、それなりに、叉焼、のような感じに、
なっている。

当然であるが、炒飯にしても、よいものである。



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