断腸亭料理日記2006
さて、断腸亭錠志の「断腸亭料理日記」のこの一年を振り返る。
その2
昨日は、第一期ともいうべき頃、日記を書き始めた動機、中断から再開まで。
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再開後、`04年、`05年そして、今年と、書く内容も形も、
少しずつ変わってきてもいる。
ブログや、口コミグルメサイト華やか(?)な中で、
なんとなく、私自信のスタンスと違うことに気付いたり、、。
また、`05年には私なりの「落語案内」も、はてな版の方に、
少しまとめたりしてもいる。
そして、今年は、ついに、落語も復活させ、
「断腸亭料理日記」と断腸亭錠志の演ずる落語の合体、
とでもいうのか、私のよくいく、
浅草界隈の食い物やの二階で、食い物もあり、落語もあり、
という会、そんなものを二回開くことができ、
読者の方々に多数、足を運んでいただけた。
そして、夏には曲がりなりにも、断腸亭錠志、という名前で
雑誌の記事を書く、ということができた。
また、暮れ近くなり、登場の仕方は、いささか妙であるが
NHKのウィークエンドジャパノロジーという番組で
断腸亭錠志の名前で、池波鍋を作る、ということもあった。
(今現在、正確な放映日は未定のようだが、
近々国内でも放映されると思われる。
やっと、DVDを送ってもらい、見ることができた。
この紹介のされ方が、「江戸時代の鍋を再現することに
情熱を燃やす人」と、まあ、相変わらず、ヘンな人扱いである。
ヘンな人であることは、間違いはなかろうが、、。)
当初の「野望」(?)は達せられたのであろうか。
日々、毎日、継続して読んでいただいている方が、
メルマガも入れて、ざっくり、7~800人程度であろうか。
内訳は、トップページの
アクセスのうち、ブックマークによるものが300~400。
メルマガが400、はてなの同じく
ブックマークによるアクセスは、ちょぼちょぼ。
むろん、見るだけで読んでいない方、内容によって読む方
そんな方も含めての数字である。)
実際にその内の、熱心に読んでいただいている方は、100人ちょい、
と、いう感じであろうか。
昨年であったか、アンケートのようなものをして、
私には思いがけず、深く読んでいただいている方が
少なからずいらっしゃる、ということがわかり、
ありがたく、相当に、心強い思いを持つことができた。
また、やっていることが、さほど間違ってはいなかった
という、自信を持つこともできた。
そして、今年、前述のような活動ができた。
ネット上の成果(?)では、こんなものもある。
今、googleで、“池波正太郎”と入れると、
トップには、Wikipediaの池波正太郎、その次が、台東区の
拙亭近所の、池波正太郎記念文庫のページ。
そして、なんと、その次に、
私の「断腸亭料理日記・池波所太郎料理レシピ」ページ、
が表示される。
(googleの表示ランクは、日々変わるものでもあり、
明日はどうなっているのかは、わからないが。)
ある意味では、「野望」(?)は、
ささやかなレベルではあるが、既に達成している、のかもしれない。
あとは、どれだけこれから広げられるのか。
そのためには、なにをしなければいけないのか。
そういうことかもしれない。
来年、今までの「断腸亭料理日記」、今のところ、年二回の
「断腸亭落語会」の継続。+α、なにができるのか。
そして、これから、なにを書いていくのか。
本当は、これが最も大事なことかもしれない。
池波作品の食い物、については、このあたりで、
そろそろ、打ち止め、とも思っている。
(書き尽くしたであろう。)
やはり、私にとっては、「(江戸)東京」ということが
大きなテーマである。
「江戸文化研究家」もよいのだが、江戸から連続した大都市である東京。
談志家元が言った「伝統を現代に!」ではないが、
切り離された博物館の中の江戸、でもなく、ただの行政上の首都東京でもない
400年の歴史を持った東京とはなんなのか。
そして、そこに住み暮らす、東京人、とは、なんなのか。
抽象的であるが、大きくはそういうこと。
では、具体的になにを書いていくのか。
今、なんとなく形になっているような、
いないような、そんな感じではある。
それはきっと、、こうして、日々書いている中から、出てくる
ような気もしている。
`06年、ご愛読いただきました皆様、ありがとうございました。
`07年が皆様にとりましてよい年でありますように。
■`06年断腸亭料理日記ご愛読者アンケートのお願い■
そんなわけで、`06年一年の「断腸亭料理日記」の
印象に残っているものなど、ご感想をお寄せいただければ幸いです。
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