断腸亭料理日記2004

焼きなすの煮びたし

7月18日(日)第二食
暑さで完全に、ジダラクな連休になってしまった。
どこへも出かけずに、エアコンに入りきりである。

昨日のカレーに使った出汁の二番だしがある。
これで何か作ろう。
「銀座・いまむら」のものが、かなりうまかった。

冷蔵庫の野菜室をみると、なすが1つだけある。
冷たい煮びたしでも作るか。

実のところ、作るのは初めてである。
焼く、、のであろうか?
なんとなく「焼きなすの煮びたし」という言葉だけが
頭にあった。

(池波作品にあったのであろうか?
今、読み返すと「いまむら」では、皮が剥かれ、揚げてあり、、
しっかりしたヘタに近い部分だけを使っていたようであった、、。)

縦に細長く四つに切り、ガスのグリルで焼き、軽く焦げ目をつける。

だしの味は、薄めでよいだろう。
塩、しょうゆ、酒、ほんの少し砂糖。

焼いたナスを入れ、少し煮込む。
焼いたため、なかなか出汁を吸わないのであろうか?。
焼いた表面は見た目には、変わらない。

一度引き上げて、包丁で切れ目を入れてみる。
う?、、、

出汁は、染みていた。

出汁に戻して、再度、煮る。

うお、切れ目から、なすの種部分などが煮崩れてくる。

なるほど。

一度焼くと、出汁は吸っても煮崩れないのであった。
プロの技なのか、、。

終了。

冷水で粗熱を取り、後は冷蔵庫へ入れ、冷やしておく。

昼から、妻はジムへ。

スカパーで毎週のおきまり。
時代劇専門チャンネル、「武田信玄(中井貴一)」を見ながら

冷えた、煮びたしで一杯。
菊正宗、冷(ひや・常温)。1合。

「いまむら」とはいかないが、そこそこ、うまいものができた。

仕上げに、作り置きの鶏そぼろがあった。これで飯。

冷や飯を盛り、レンジで温め、卵黄のみをのせる。

鶏そぼろを飯にのせるのはよくあるが、
さらに、生の卵黄のみをのせる。
(昔、浅草にあった洋食屋のメニューであった。)

鶏そぼろ卵黄かけご飯。かなり、うまい。

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