断腸亭料理日記2004

鶏ぞうすい・鶏レバー煮物

5月26日(水)夜

風邪を引いてしまった。
流行っているようである。

1日休むが、夕刻、外せない打ち合わせがあり
東京駅まで出る。

20:00終了。御徒町の吉池で買い物。
あまり、食欲もないが、なににしようか。

うまい鶏を買って、雑炊にでもしよう。
地鶏のももを買う。
鶏レバーもうまそうなので、これも。

作る。

冷凍してあるご飯を解凍。

鶏もも肉を切って、水から煮る。

レバーは一口大。一緒に煮合せる玉ねぎも切る。
味付けは、しょうゆ、砂糖、酒。

どちらも、灰汁が出るため、すくいながら。

もも肉の方は煮立ったら、解凍したご飯を入れ、煮込む。

レバーは煮えたてが一番うまい。
味が染みたらよい。

先に、食べる。
風邪を引いていても、ビールは呑みたい。

鬼平犯科帳(池波正太郎 文春文庫)で軍鶏鍋屋・五鉄の看板料理として

あまりにも有名な軍鶏鍋。筆者は再現したこともあった。

また、これは昨年、雑誌AERAに載せていただいたようなことにもなった。
(このAERAの記事中の鍋の写真は、筆者の作ったものであった。)

軍鶏鍋は、玉ねぎではなく、笹がきごぼうであるが
しかし、軍鶏鍋の本体はレバーの甘辛煮である。
いわば、伝統ある料理である。

雑炊の味付けは、塩のみ。薬味にねぎ。
鶏のだしが出でうまいものができた。

風邪を引いたら、こんなものである。

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