断腸亭料理日記2005
3月29日(火)夜
さて、今日はくさや。
御徒町の吉池の鮮魚売り場。
ここは、21:00までやっている。
それにしても、妙な魚売り場である。
売り場面積も大きいのだが、鮭関係の充実。
以前に、氷頭膾(ひずなます・鮭の頭の軟骨の酢漬け)
という、、かなり、珍しいつまみを買ったこともあった。
つまみ類、それも、新潟、東北、北海道の魚介類が、充実している。
ここへくれば、東日本の、たいていのものがある。
(西日本のものも、そこそこあるかとは思う。)
くさや、は、決めていたのだが、一通り見て回る。
あんきもが、安くなっていた。
中国産で、二塊ほどあって、¥300ほど。
それから、ひも(赤貝)。これも安くなっていたもの。
例の、小柱も安くなっていた。当初の予定を変更して、
ウイークデーであるが、かき揚げを揚げをしよう、かとも思ったが、
今日は、ひとまず、思いとどまる。
(この時間から、てんぷらを揚げ始めるのは、
さすがに、無謀であろう。気力もないが・・・。)
それから、肝心の、くさや。
新島産、むろ鯵。くさやは、これに、止めを刺す。1枚¥400ほど。
以上。
帰宅。
あんきも。前の反省もある。
きれいに洗い、塩をし、網に載せておく。30分ほど。
その間に、この日記を書いたり、、。
少し、水分が抜けた。
柔らかいので、注意をしながら、水洗い。
ペーパータオルでよく水分を取る。
蒸す。
今日は、きちんと、蒸し器。
(先日買った圧力鍋は、蒸し器にもなっていた。)
様子を見ながら、15分ほど。
水洗い。
水気を拭き取り、慎重に切り、並べる。
さて、くさや。
これは、焼くだけ。
ただし、もともと、普通の、ひもの、などよりも、
水分が抜けているため、
あっという間に、カチカチに硬くなってしまう。
あぶる、程度、と、思えばよいだろうか。
焼き上がり。
食べやすく、細く割く。
さて、ひも。
これは、水洗いのみ。
水気はよく取る。
終了。
ビールを抜いて、食べる。
あんきも、は、ポン酢しょうゆに、七味。
やはり、一度塩で〆ると、よい。
もうそろそろ、あんこうも、終わりであろう。
なかなかうまい。
くさや、は、しょうゆを振って、食べる。
くさやを、焼いている間に、妻が帰宅し、
臭い、臭いを、連発していた。
こればかりは、致し方ない。これがうまいのである。
今は、そこそこ、高級なつまみに、なっているが、
以前は、長屋もの、の、落語にも出てくるような、ざっかけない
子供でも食べる、庶民の食い物であった。
ひも、は、わさびじょうゆ。これも、筆者の好物の一つである。
味もよいのだが、赤貝ではなく、二番手であるところが、また、
乙ではないか。
くさやに、あんきも、ひも。
今夜はとても、充実した、つまみである。
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