断腸亭料理日記

いか塩辛スパゲティー

2月13日(土)
10:30起床。
「NHK土曜元気市」。ヨーグルトを使ったイタリアン。
ま、まうまそう。
しかし、このて(ヨーグルト)のテーマは女性好みという色彩が強く
男の食彩というには首をひねってしまう。
(ゲストが荻野目慶子というのも妙な印象。)

ともあれ、
スパゲティーを作る。

今日はいかの塩辛が多量にある。
スパゲティーに。

お湯を沸かし、塩を振り入れ、スパゲティーを投入。

同時進行でにんにくをみじん切りに。
男の食彩でも言っていたがにんにくは、すぐにこげるので
低温で炒める。きつね色まで。
ここにいか塩辛を入れる。

いか塩辛はあっという間に火が通る。
というより、形がなくなると言った方がいい。

もったいないが、鰹の塩辛(酒盗)でやる場合もある。
この場合はまったく正体はなくなる。いわばダシ、調味料である。
イタリアンでもアンチョビを調味料にする使い方があるが
これと同様。
また、塩辛も醗酵がさらに進むと秋田のしょっつる、
トムヤムクンなどに使う東南アジアのニョクマムなど魚醤(ぎょしょう)になる。
文字どおり調味料である。
また、筆者が学生時代、新潟県の漁村で卒論の調査(民俗学)に入ったムラでは
「いわしの塩辛(ショッカラ)」といったものを煮物のダシに使っていた。

閑話及第。

火の入った塩辛に日本酒を投入。
(白ワインでもいいが、今日はなく日本酒に。)
フランベ。(火が上がる)
数秒、煮詰める。

荒挽き黒胡椒を振る。
塩辛だが、気持ち塩も入れる。

パスタを揚げ、塩辛ソースとあえる。
完成。

食す。

しょっからい。
塩の入れ過ぎ。
まるでつまみ。
しかし、食べられないことはない。

にんにくと塩辛は合う。
うまい。
 
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