断腸亭料理日記2022
4056号
3月22日(火)第一食
今日は、寒い。
桜が開いてからの寒の戻り。
まあ、そう、珍しいことではなかろうが。
雨、だが、珍しく午前中から外出。
徒歩、で、ある。
長いコートに手ぬぐいを首に巻いて、さらに
マフラー、手袋も。
その上、足元は雨なので、ゴムの長靴。
まったく、真冬に戻ったよう。
外出先は菊屋橋にある皮膚科。
皮膚科でも耳鼻科でもよいのだが、アレルギー
で、ある。今は皮膚科にお世話になっている。
アレルギー性鼻炎と、アトピー性皮膚炎。
年がら年中抗アレルギー剤は飲んでいるが、
この春のすぎ花粉時期は、飲んでいてもひどい。
シーズンで混んでいるようで、AMの予約しか
取れなかった。
外へ出ると、雨ではなく、みぞれ。
菊屋橋というのは、このあたりの現町会の名前だが、
浅草通りと合羽橋道具街通りの交差点の名前でもある。
角のニイミ洋食器店、巨大なシェフ像がビルの
てっぺんに載っているのがランドマーク。
現代の地図
明治も。
明治40年
むろん、ここに橋があった。
合羽橋道具街通りは、この菊屋橋交差点から南は
新堀通りになるが、この通りは震災前まで新堀という
堀であった。
合羽橋も、菊屋橋もこの新堀に架かっていた
橋の名前。新堀は大正の関東大震災のガレキを
埋め立て通りになった。
道具街が形成されたのは、このあたりからのよう
なのだが、なぜここだったのか、など、
はっきりした説は聞かれないよう。
皮膚科で診察を受け、薬をもらい、出る。
さて、なにを食べようか。
珍しく、昼らしい時刻に第一食である。
ここだと、とんかつか。
[嬉嬉豚「とんかつ君に、揚げる。極」]
ちょいと久しぶり。
特上ロースを食べていた。
厚く大きいのはよいのだが、中の火の通りが
もう一つ、ということが二回ほど続いた。
ほんの少しではあるが、ピンク色ではなく、
赤い生。噛み切れないほど。
ほんの少しなので、食べてしまったが。
ピンクでなくともよい。
せめて火は通してほしい。
厚い肉を揚げるのは難しい。
上野浅草の老舗名店は皆、どう揚げるのか
工夫に工夫を重ねている。
低温で長時間だったり、油温の違う油で
二度揚げ、など。
それでも、ブレがまま、ある。
百年以上、なん代もかけ、研鑽を積んでも。
それほどに簡単ではないのである。
老舗名店とは値段も違うといえば、違うのだが。
まあ、そんなことがあって、しばらく
こなかったのである。
12時台到着。
やはり、席はそこそこ埋まっている。
そんなこともあり、今日は、ランチロース。
値段も安く、小さかろう。
これであれば、火も通っているだろと。
きた。
アップ。
OK。
大丈夫。
まあ、あたり前か。
ご飯かキャベツ、どちらか大盛にできるが
どちらも普通。
やっぱり塩で食う。
肉もうまいし、衣もうまい。
衣の香りがよい、のである。
基本、うまい、のである。
かなりのご近所。ここにとんかつやが
あるのは、ありがたい。
大事にしたいと思うのだが。
台東区松が谷1-4-6 ライオンズマンション上野松が谷 1F
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