断腸亭料理日記2022

上野黒門町八重山そばみやら製麺/
熊本ラーメン桂花新宿末広店

4100号

きりがよい、4100号!。毎度ご愛読感謝。
今日は麺二題。

6月2日(木)第一食

上野黒門町・八重山そば[みやら製麺]

またまた、きてしまった。

黒門町の[みやら製麺]。

NHK朝ドラの「ちむどんどん」は昼の放送で
視ているのだが、沖縄そばは、やはりよく出てくる。
出てくると、食べたくなる。

上野、浅草で沖縄料理店は他にも複数あるのだが、
立ち喰いそば、路麺ではないが、食券制のここは
気軽でよい。

天気もよく、自転車は気持ちがよいのだが、
やはり、しばらく走るともはや日差しがじりじり。
日陰を選んで走ってしまう。

中央通りを渡り、10分、15分ほどで到着。

いつもの八重山そばのランチセット。

沖縄の炊き込みご飯、ジューシーと小鉢。
小鉢は冷奴だが、上にのっているは紫蘇の葉。
細かくしてしょうゆで和えたのか。
これ、しょうゆが薄まらず、よい。

麺、アップ。

そばから食べる。
ちょっとゴワっとした麺。これがうまい、のだが、
この食感の麺というのは考えると他にはない。
腰がある、讃岐うどん、もっと腰のある武蔵うどんとも
違う。以前はかん水を入れなかったというが、ここも
今はかん水が入っているのであろう。そして、
ゆで置き。
それでこういう食感になるのか?。
うどんはゆで置きをするが、中華麺はゆで置きはしない。
なぜこういう麺になってきたのか。不思議である。

そして、このつゆが、うまい。さっぱり塩だけ、か。

豚の出汁と鰹節という。豚の出汁とは、なんであろうか。
白濁した豚骨とはむろん違う。どうやって取っているのか。
脂はほとんどない。ゆで豚のゆで汁?。
そして豚と昆布を合わせる。
伝統的に豚を食べてきた鹿児島などにもこの組み合わせは
あるのか、わからぬが、内地にあってはレアな組み合わせの
味であることは間違いない。


みやら製麺

Facebook

03-5577-6622
台東区上野1-2-8


6月2日(木)第一食

熊本ラーメン[桂花]新宿末広店

珍しく、ちょいと出たついでに、新宿三丁目に
まわる。

なん度か書いているが、ここ、ご存知の方は
どのくらいあるのであろうか。

はやりすたりの激しい東京のラーメンの中で
まあ、特段注目されている存在でもないのだろうが、
私には押しも押されぬ、大定番、で、ある。
原体験の味といってもよい。

熊本で昭和30年(1955年)創業、東京進出が昭和43年
(1968年)。それが新宿三丁目の店。
東京に長浜とんこつが出てくるはるか前。

どうでもよいが、末広店という名前は近くの寄席
末広亭からであろうが、むろん地名ではない。
今はさておき、当時はこの界隈のランドマーク、
代名詞的存在であったということか。

私は高校時代、西武新宿から丸の内線に乗り換える
のが通学路であった。それで、アルタ裏の[桂花]に
入ってみて、一気にハマった。
堅めの中細丸麺ににんにくの利いたマー油の浮いた
濃い豚骨スープ。
生のキャベツに大きな豚角煮が入った太肉(ターロウ)
もよいのだが、この年になると、ちょいヘビー。
ノーマルでよい。茎わかめがのっているのだが、
この食感も実によい。

桂花ラーメン。

アップ。

マー油豚骨にご丁寧に茎わかめも入った、似たような
味のラーメンに出会ったこともある。
数多く真似もされているのであろう。

だがまあ、同じような味は複数はいらない。
残っていないのではなかろうか。

六十を越えても年に一度は、死ぬまで食べ続けたい。

少し前に経営危機もあたようだが、
是非、是非がんばっていただきたい。
絶対になくなってほしくない。

ご馳走様でした。

変わらず、うまかった。


熊本ラーメン桂花


新宿区新宿3丁目7-2
03(3354)4591

 

 

※お願い
メッセージ、コメントはFacebook へ節度を持ってお願いいたします。
匿名でのメールはお断りいたします。
また、プロフィール非公開の場合、簡単な自己紹介をお願いいたしております。
匿名はお控えください。

 

 

 

断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5|

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |

2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |

2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |

2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |

2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |

2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |

2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |

2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月

2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |

2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |

2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |

2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |

2016 7月 | 2016 8月 | 2016 9月 | 2016 10月 | 2016 11月 | 2016 12月 | 2017 1月 |

2017 2月 | 2017 3月 | 2017 4月 | 2017 5月 | 2017 6月 | 2017 7月 | 2017 8月 | 2017 9月 |

2017 10月 | 2017 11月 | 2017 12月 | 2018 1月|2018 2月| 2018 3月|2018 4月 |

2018 5月 | 2018 6月| 2018 7月| 2018 8月| 2018 9月| 2018 10月| 2018 11月| 2018 12月|

2019 1月| 2019 2月| 2019 3月 | 2019 4月| 2019 5月 | 2019 6月 | 2019 7月| 2019 8月

2019 9月 | 2019 10月 | 2019 11月 | 2019 12月 | 2020 1月 | 2020 2月 | 2020 3月 |

2020 4月 | 2020 5月 | 2020 6月 | 2020 7月 | 2020 8月 | 2020 9月 | 2020 10月 | 2020 11月 |

2020 12月 | 2021 1月 | 2021 2月 | 2021 3月 | 2021 4月 | 2021 5月 | 2021 6月 | 2021 7月

2021 8月 | 2021 9月 | 2021 10月 | 2021 11月 | 2021 12月 | 2022 1月 | 2022 2月 | 2022 3月 |

2022 4月 | 2022 5月 | 2022 6月 |

BACK | NEXT

(C)DANCHOUTEI 2022