断腸亭料理日記2021

稲荷町・ベア本店/鴨ぬき/
神田元佐久間町・鳥つね 自然洞

さて。
毎週日曜配信の恒例、ショート集。
今週は、3本。

2月8日(月)第一食

稲荷町・洋食[ベア本店]。

ここも毎度お馴染み、下町稲荷町の洋食やさん。
1時すぎ。
少し人が引き始めているが、ほぼ満席。

ランチB、であったか、冬の定番カキフライと
ハンバーグ。

アップ。

ドレッシングのかかったキャベツ千切りと
ケチャップスパゲティーが付け合わせ。

今年は私も牡蠣をよく食べるが、なかなか
出来がよいのではなかろうか。
年によっては、育ちがわるく大きいものが少ない
ということもある。

ちょっとわかりずらいかもしれぬが、ここのものも
そこそこデカイ、のである。
もちろん、うまい。


03-3831-6430
台東区東上野2-2-9

2月8日(月)第二食

自作、鴨ぬき。
同日、夜。

冷凍庫にあった、鴨肉。
食べてしまわなければ。

正月に食べた、国産鴨。

簡単に鴨ぬきにしようか。
鴨肉は解凍し、スライス。

グリルで焼くのが本当であろうが、
簡単にフライパンでいってみよう。

ねぎも一緒に焼こう。
4〜5cmに切ったもの。

脂身もあるので、先に焼いて脂を出す。
ここに鴨肉スライスとねぎ。

中火から強火。
鴨肉の場合、火の通しすぎは
厳に慎まねばならない。

脂を下にスライスを立てて、脂身から焼く。
脂をよく焼いてから、全体をさっと焼く。
同じフライパンでねぎにも焦げ目が付く程度
火を通す。

鴨を取り出し、ここにつゆを直に入れる。
つゆはもちろん、毎度お馴染み、桃屋のつゆ。

水を入れ、味を見て終了。

丼に移し、鴨肉も合体。
薬味の小口切りねぎも散らす。
出来上がり。

ビールを開けて、食べる。

やっぱ、鴨、うまいわ。


2月10日(水)第一食

神田元佐久間町・鳥料理[鳥つね 自然洞]。

有名店であろう。親子丼といえば、このあたりではここか。
あまりにも人気店で、近寄っていなかった。
時間もあるので、昨年、一度行ってみた。
今日、親子丼が食べたいと思い、二回目。

ここは湯島天神門前の[鳥つね]の支店。

天神門前の[鳥つね]は古いが、意外にここは新しく
平成4年(1992年)開業。
自転車で13:30のラストオーダーに間に合った。

小さな店だが、カウンターにテーブル席、二階に座敷も
あるようで、意外に席数は多いよう。

カウンターの一番奥に掛け、せっかくなので、
特上もつ入り親子丼、2100円也を頼む。

ノーマルな親子丼1100円、もつ入り1400円、上親子丼1400円、
この上にさらに特上親子1800円、同もつ入り2100円也。
こんなバリエーション。

特上は玉子三つ、ご飯も特上用に分けて炊いているとのこと。

これが特上親子丼もつ入り。

この見た目、流石であろう。
黄身と白身が分かれており、火が通っているところと
半熟、生の部分と段階があること。

もつは主にレバー。古い鳥料理店の親子丼には
もつを入れるところが多い。これは江戸、東京の古い
軍鶏鍋からの伝統であろう。軍鶏鍋にはもつを入れるのが
ノーマル。

銘店の親子丼、なるほど、とは思うのだが、
満足感がもう一つ、なのである。
それで、一度きたのだが、書かなかった。

なんであろうか。考えながら食べる。

ここの親子丼、書いた通り玉子の火の通り方は
流石なのだが、鶏の方。
かなりきちんと火が通っている。
特にレバーは堅い。
肉、レバーは別に調理している可能性は高い。
それはそれで問題はない。

好みの問題?、
かもしれぬが、例えば、レバーであれば
炭火で焼いて、中は半生、表面はこんがり、という
こともできると思うのだが、、、。

この店、居心地はよい。よい店だと思う。
だが、やっぱり鶏が引っかかる。

 

鳥つね 自然洞

千代田区外神田5-5-2
03-5818-3566

 

 

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