断腸亭料理日記2021
3911号
さて、今日は二本。
8月4日(水)第一食
松が谷・中華・福来軒
昼。
ご近所、稲荷町の中国料理[白燕]
で麻婆豆腐とも思って自転車できてみると、
臨時休業、とのこと。
残念。
麻婆豆腐の頭になっていたので、、、
松が谷の[福来軒]か。
左衛門橋通りまで戻って、浅草通りを渡り、
[福来軒]。
今日は、13時をすぎているが、ほぼ満席。
なかなかにぎわっている。
あ?!。
壁の貼り紙。
天津丼!。
ここは、四川料理がメインだと思っていたが、
天津丼もあったのか。
天津丼も好物といってよい。
蟹は入っていない方が多いが、かに玉丼、ともいう。
どうもこれ、ウィキによれば、
日本オリジナルのいわゆる日式中華のよう。
芙蓉蟹が中国ではそれにあたるが、ご飯にのせて、
甘酢餡をかけたものは、ない、とのこと。
で、天津には天津丼(飯)はない。
(なぜ天津丼と命名されたのか?。)
ナポリにナポリタンはなく、天津に天津丼もない。
あるのは、ハンブルグのハンバーグくらいか。
自分で作ったこともあるが、ちょいと難しい。
中華鍋で円形の玉子焼きを作るわけだが、かなりの確率で
鍋にくっつく、のである。
油で揚げるくらいの大量の油が必要、なのか。
関西は天津飯で、関東は天津丼とのこと。
また、今は東京でも[王将]などで食べられるが、
関西は塩味の餡。
これはやっぱり、甘酢餡がうまいだろう。
ともあれ、きた。
はふはふと、掻き込む。
別段、珍しくない。
どこにでもあるもの、であるが、うまいもんである。
ご馳走様でした。
03-3841-3118
台東区松が谷1-4-5
8月5日(木)第二食
餃子・上野・昇龍
オリンピックもそろそろ閉幕も近いが、
相変わらず、毎日くそ暑い。
そうだ、餃子でビール!。
最近は冷凍の餃子もうまい。
買ってきて焼こうかと思ったが、どうせ出るのであれば、
御徒町まで行こうか。
もちろん、ガード下の[昇龍]。
自転車を飛ばせば、10分もかからない。
餃子というのも、日本の国民食といってもよい
のであろう。
宇都宮、浜松、宮崎、なんというご当地名物にも
なっている。
好物という人も多かろうし、きらいな人は少なかろう。
また、家庭でもよく作られ、それぞれ、こういう
餃子が好き、というのもあるであろう。
私の場合は、餃子はもちろん好きだが、
正直のところそこまでの思い入れはない。
なにかというと、ある程度以上の味があれば、
満足なのである。いや、まずいものはまずいが、
うまい方の優劣をあまり感じないのである。
つまり、ある程度以上は、皆、うまい、と思うのである。
有名店も味の素の冷食も、王将も、皆、うまいと。
そこで、違いが明確な、大きさ。
ここに至る。それで[昇龍]。
大きいから、皮が厚めで食べ応えがある。
以前に、ここのは有名だが、ジューシーさに欠ける、
と、私に文句を付ける人がいた。
私に文句を言う、のもお門違いだが、餃子にジューシー
なんというものを求める方がおかしいのではないかと
思うのである。
まあ、別段、ジューシーでもよいが、うまい餃子の
必要条件ではない。水餃子は密封しなければ、
中身が出てきてしまうが、焼き餃子は密封しない
ところも多い。肉汁は、出入り自由なのである。
そもそもジューシーなんという言葉を使うのは、
グルメ番組の視すぎではなかろうか。
なんでもかんでも、言う方もジューシーの繰り返し。
ジューシー至上主義?。まったくナンセンス、で、ある。
御徒町、ガード下、きてみると、
閉めている店もあるが、開いていれば呑んでる、
多数の人々。老若、問わない。
まあ、私のようなお気楽な者にはわからぬか。
もちろん、持ち帰り。
焼いたもの、4個、500円也。
すぐに取って返す。
これ。
大き目の皿を出して。
ビール!。
写真に撮ってしまうと、縮尺がわからぬかもしれぬ。
10cm程度はある。
そして、ちょっと厚い皮。
食べ応えのある、これが、うまい、のである。
これで、必要十分!。
03-3831-0883
台東区上野6-10-14
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