断腸亭料理日記2021
3830号
今日は二本。
4月5日(月)第一食
元浅草そば砂場カレーせいろ
さて、月曜日。
毎度お馴染み、お世話になっている、
最短のご近所元浅草[砂場]。
なのだが、ちょっとこのところ食べすぎぎみ。
いつものミニかつ丼とざるのセットはやめて、
カレーせいろ。
意外にスパイシー。
辛みと香りが立っている。
肉は、豚。
これもよい。
うまいもんである。
カレー味のつゆで手繰る、ざるそば、であるが
ご存知であろうか。
私は好きである。
ここにはこれがある。
東京のそばやでも、これを置いているところは
そう多くはないだろう。
どうであろうか、10%程度ではなかろうか。
まあ、東京のそばやの古い形は、浅草並木の[藪蕎麦]
のように、ご飯ものも置かない。
きつねもない。
もちろん、カレー南蛮などあり得ない。
そばの香りを愉しみたい、という諸兄にとっては
まったくの邪道と思われるかもしれぬ。
そういうストイックさももちろん私はよくわかる。
それもあり。
だが、うまいのだからしかたがない。
いや、いいじゃないか。
カレー南蛮の始まりは意外に古く、
戦後でも、戦前の昭和初期でも大正でもなく、
明治も終わり頃のようである。
大阪ともいうし、東京ともいい
諸説あるようだが、
業務用カレールーメーカーの
杉本商店というところの明治43年というのが
信憑性が高そうである。
では、カレーせいろの歴史はどうか。
カレー南蛮は東京のそばやでは、
まあ、並木藪以外にはほぼあろう。
100%に近いだろう。
しかし、カレーせいろとなると、
先に書いた通り、1割程度かもしれぬ。
となると、いつ生まれたのか、皆目わからない。
カレー南蛮が生まれてからすぐ、なのかもしれぬし
戦後かもしれぬ。
ともあれ。
カレーせいろ、うまいものである。
03-3841-8001
台東区元浅草1-1-1
同、4月5日(月)第一食
鉄火丼
なにかのTVでやっていて、食べたくなった。
鉄火丼というのは、酢飯の上に
まぐろをのせてたもの。
酢飯なので、鮨やのものといってよいだろう。
TVのものは、どこぞのヅケまぐろに
赤酢の酢飯のセットでお取り寄せ、というもので
あった。
確かに、赤身のヅケまぐろに
わさびを利かせたものなど、かなりうまそう
で、ある。
鉄火巻も私は好きだが、鉄火丼も
好きである。
時折、無性に食べたくなる。
赤酢の酢飯は冷凍したものがある。
酢飯もレンジ加熱で、にぎりにはできなかろうが、
鉄火丼くらいであれば、うまく食べられる
ものにはなる。
夕方、吉池に買出し。
赤身?。
鉄火丼だけなので、サクを買うのはもったいない。
切られたものは、見当たらない。
いつもにぎりに重宝しているスライス、
中トロはあるが、赤身はない。
中トロでいいか。
帰宅。
これ。
中トロなので、もちろんヅケではなく、
常備してある生わさびをおろす。
冷凍の酢飯をレンジ700wで2分。
丼に盛る。
鉄火丼の場合、まぐろと酢飯の間にもみ海苔を
敷くことが多い。
やはり、風味がよくなるので、私は習って
やっている。
もみ海苔をしき、中トロスライスを並べて、
出来上がり。
生わさびもしょうゆに溶いて、
上からかけ回す。右は一緒に買っためかぶ。
ビールを開けて、食べる。
もちろん、生わさびは欠かせない。
うまいのであるが、スライスが
ちょっと薄かった。
にぎりの場合はこのくらいでよいのだが、
鉄火丼だとちょっと心もとない。
ともあれ、今日は満足。
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