断腸亭料理日記2019

四川風(?)もつ鍋


1月26日(金)夜

いつのもことなのだが、冬から春先にかけて出てくる、
アレルギー性鼻炎。
検査をしていないのでいわゆるアレルゲン、原因がなんなのかは
わからないが、おそらく杉花粉だけではないのであろう。
出る時にはかなりひどい。
朝からくしゃみと、鼻水が止まらない。
最近は肌を守る保湿ティッシュがあるが、一日で
一箱を使い切ってしまうくらいなので、これが出るまでは
鼻がこすれてたいへんなことになっていた。
もちろん、アレルギーの薬は常用しているが、
一度ひどい鼻炎が始まってしまうと、一日は収まらない。

今日もそんな感じ。

こんな時には、なにを食べるか。

辛い鍋。
どうも身体を温めると気持ちも温まる。
それも激しく。

そこで、自己流だが、四川風(?)もつ鍋。
以前からやっているが、少し前から流行っている
火鍋に近いものかもしれぬ。

出たついでに、もつを調達。
スーパー、ライフ。
今日は生のシマチョウ。
ライフのものであれば、生でも大丈夫であろう。

野菜はニラ。

冷蔵庫に解凍した鶏もも肉もがあったので、これも。
それから、やはり冷蔵庫に残っていた白菜。

スープ。
簡単に味覇(ウェイパー)でもよいのだが、
冷凍庫に鶏がらが凍っているので、これを使い切ってしまおう。

流水で解凍。熱湯を沸かしてふりかけて、一度洗う。

時間もかかるので、圧力鍋で煮込んでしまう。
圧力鍋なので、澄んだスープにはならないが、
鍋の出汁ならばよいであろう。

圧をかけて弱火で5分。
30分放置。

やはり濁ってしまった。

ここから中華鍋。

にんにくとしょうがスライスを用意。
それから豆板醤。

中華鍋を熱して、油を回し、豆板醤。
油に馴染ませ香りを出し、にんにくとしょうが。
これも香りを出す。

ここにスープ。
味噌。
味噌は、八丁味噌と米味噌の半量ずつ二種類。
八丁味噌だけでは、うまみが少ないので米味噌も使う。
しょうゆ、紹興酒、日本酒。
基本はこれでよいのだが、さらに芝麻醤(チーマージャン)と
沙茶醤(サーチャージャン)。
芝麻醤は担々麺などにも使うが、練り胡麻。
沙茶醤は、私は麻婆豆腐にも入れるが広東系の調味料で
独特のくさみというのか、香りと旨味がある。

煮立てて、最後に、ラー油。

味見。
OK。

四川には欠かせない、中国山椒、花椒も入れるが、
これは食べるとき。
小さな当たり鉢に、用意だけする。

カセットコンロを用意し、スープを土鍋に移す。

花椒。

切ったニラ。

シマチョウ。

白菜。

鶏肉。

写真を撮り忘れたが、これに長ねぎも。

これらを煮て食べるだけ。

まずは、白菜の白い部分、シマショウ、鶏肉を入れ、
煮る。

シマチョウは脂が多い。
ちょっと不安なので、最初はよく火を通そう。

にらも入れる。

鶏肉は問題ない。
火が通れば食べる。

潰した花椒は鍋にも入れるが、食べるときにもまぶす。

シマチョウはよいかもしれぬ。
脂は煮ているうちにどんどんスープに溶けていってしまうが、
このシマチョウは処理もよいのか、脂の味もよい。

スープもなかなかよくできた。

辛くて、痺れる。

汗もやっと出てくる。

アレルギーがひどいときは、漢方でいうところの、
身体が冷えている状態なのかもしれぬ。

お。
そうであった。忘れていた。
この鍋には、春雨も入れるのであった。

お湯で戻し、入れる。
春雨はスープを吸ってくれる。

これもまた、うまい。

 

 

 

 

 

断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5
|
2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |

2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |

2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |

2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |

2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |

2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |

2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |

2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月

2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |

2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |

2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |

2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |

2016 7月 | 2016 8月 | 2016 9月 | 2016 10月 | 2016 11月 | 2016 12月 | 2017 1月 |

2017 2月 | 2017 3月 | 2017 4月 | 2017 5月 | 2017 6月 | 2017 7月 | 2017 8月 | 2017 9月 |

2017 10月 | 2017 11月 | 2017 12月 | 2018 1月|2018 2月| 2018 3月|2018 4月 |

2018 5月 | 2018 6月| 2018 7月| 2018 8月| 2018 9月| 2018 10月| 2018 11月| 2018 12月|

2019 1月|

BACK | NEXT

(C)DANCHOUTEI 2019