断腸亭料理日記2018
4月11日(水)昼
さて、水曜日。
ちょっと久しぶりであろうか。
富山出張。
やっぱり富山にくると、たのしみなのは鮨。
12時すぎに富山駅着の、はくたか。
朝出てくるときの東京はいい天気であったが、
日本海に出ると、風に雨。
だが、さほどひどくはない。
降ったりやんだり。
駅前のロータリーの左側にまわり、向こう側に渡って
少し歩いたところ。
入ると、なかなかの入り。
外国人観光客のグループも数組。
さて、なににするか。
ここは回転ずしであるが、ほぼ回ってはいない。
いつも頼むランチの上(1,700〜1,700円)。
その上の特上が、2,700円。
その間の、富山鮨ランチが間の2,280円。
今日はこれにしてみるか。
富山牛のにぎり、というのもあるよう。
きた。
上左から、さくらます、ぶり、金目、
中左、かます、かに、玉子、富山牛。
下左から、いくら、白海老、ほたるいか。
そして、巻物。
上からいってみよう。
左、写真は色が少しうまく出ていないがこれが
さくらます。
今が旬。
今日の、目玉かも知れない。
鮨やでサーモンは人気のねただが、私は食べない。
もちろん、それらは輸入のアトランティックサーモンだったり
チリのトラウト(にじます)。
日本海側では以前は広く川に遡上していたが
今はほとんど見られなくなっており、
海で獲っているよう。
かの、富山名物のますずしは本来は、川に上がっていた
さくらますを使うものとして発達した。
ますのすしの方は、今は輸入ものや北海道産を
使っているようである。
さすがに、天然ものくせもまるでなく、うまい。
ぶり。
富山湾名物、プリプリでうまいが、もうそろそろ季節も
おわりか。
その隣、金目、炙り。
これも、うまい。
炙りを握るというのは、にぎり鮨としては、
少し前に始まったやりかたで、江戸前鮨の
伝統の技ではない。
従って、東京以外で始まって発達してきた
といってよいのかもしれない。
生で酢飯とにぎって相性があまりよくないもの、
東京では秋刀魚などがよく炙りのにぎりになるが、
富山など地方では、技もこなれてきたのではなかろうか。
中段と下段。
左から、同じく炙りのかます。
本来、刺身では食べないので、炙っている、
のであろう。
無理してにぎりにすることもないような
気もしてくるたねか。
右の富山牛。
外国人のお客も多いのでこういうたねも入れている
のであろう。色々なところで食べるので、もはや
違和感もないか。よい脂でうまい。
巻物。
かんぴょうときゅうりかと思ったら、
黒いのは、昆布。昆布の佃煮、で、ある。
味は多少酸味のある昆布の佃煮そのもの。
富山人は昆布大好きで、こういう巻物も
一般的なのであろう。
とろと昆布の吸い物。
しっかりした昆布。
追加で、さくらます。
やはり、これはもう一度食べねば。
トロと書かれてものもあったが、先ほどと同じもの。
白身三種。
上から、生の平目、すずき、、、もう一つは、忘れた。
おすすめだったので、頼んだ。
普通にうまかったが、これであれば
かじきの方がよかったか。
かじきは、こちらではサスと呼ばれ、
富山や北陸では刺身や鮨で盛んに食べられている。
富山湾であがったものかどうかはわからぬが、
やはり今が旬のよう。
追加で頼もうかとも考えたが、さすがに食べすぎ。
これで終了にしよう。
うまかった、ご馳走様でした。
富山市桜町1丁目1-4-9
076-431-5448
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