断腸亭料理日記2016
7月12日(火)夜
さて。
火曜日。
暑くて、辛いもの、というのが続いているが
もう一つ、忘れてはならないものがあった。
なにかというと、麻婆豆腐。
世の中の麻婆豆腐は必ずしも辛くないものもあるが、
私の位置付けは辛いものに入っている。
毎度書いているが、麻婆豆腐は様々な味のバリエーションがあって
どんなものを目指すのか、というのがなかなか難しい。
それで思い出したのが、以前になん回か食べている、
浜松町・芝大門の四川料理[味芳斎]。
ここはうまい。辛いが味のベースはノーマル。
記憶では、旨みが濃かったように思う。
そして豆腐が粉々。
普通は豆腐が崩れぬように湯がいたりするのだが、
目から鱗。別段、粉々でもよいではないか、で、ある。
帰り道、ハナマサで豚挽きと豆腐絹ごし2丁を買って、帰宅。
作る。
今日は、豆腐の湯がきは、やめてしまおう。
中華は段取り。
準備をすべてしておく。
豆腐2丁、賽の目に切っておく。
長ねぎもみじん切り。にんにく、生姜を細かめに切っておく。
材料はこんなもの。
調味料。豆板醤、甜麺醤、ラー油、沙茶醤(サーチャージャン)、
八丁味噌、味覇、花椒(ホワシャオ)あたり。
他にしょうゆ、胡麻油、日本酒、紹興酒があるが、これらは出ている。
中華鍋を熱し、油をまわす。
豆板醤から投入。
すぐに、にんにく、生姜。
香りが出てきたら、挽肉。
よく火を通し、油を出す。
ここに甜麺醤。
よくからませる。
水、5〜600cc。
一度煮立て、火を止め、調味料を入れる。
味覇。味覇は中華の練スープの素。
八丁味噌は味噌汁の要領で、お玉にのせて、菜箸でよく溶かす。
日本酒、紹興酒、沙茶醤、ラー油、胡麻油。
再び点火し、煮立て、味見。
辛さなどを含めて、ここで決める。
OKかな。
豆腐を投入。
軽く煮込み、みじん切りにしたねぎ。
ミニあたり鉢で花椒をつぶしておく。
入れるのは盛り付けた後。
ねぎを投入。
水溶き片栗粉を用意。
いつも目分量だがゆるめになるので、今日は多めにしてみる。
OK。
盛り付けて、つぶした花椒をまぶして、出来上がり。
ビールを抜いて食べる。
まあ、プロでないので、豆腐が崩れても
なんら問題はない。
逆に[味芳斎]のように最初から粉々にしておいたら
違うのであろうか。
辛みはけっこう強めで上々。
味のバランスもいつも作っている通りで、甘味、塩味、旨み、
含めて、私の口には慣れたもの、ではある。
この皿にお替りをして二杯平らげた。
さて。だが、で、ある。
私の麻婆豆腐、バランス(あくまで私にとって)はよいとして、
いい加減グレードアップしたいものである。
やっぱり、ポイントは旨味、で、あろうか。
出来合いのスープの素、味覇ではなく、自分で鶏がらスープでも
取ればもう少し違う、のか。
作り方を見ていただくとわかるのだが、私のレシピは
かなり水分、スープの量が多いのである。
特に四川を謳っているところのものなどは粘度が高く濃厚、
スープが少なめの麻婆豆腐も世の中にある。
しかし、私としては、多めのものが好みなので
こうしている。
そうすると、やはり旨みがちゃんと出ているスープを
使うのがよさそう、で、ある。
わかっているが、まあ、家庭では難しい、か。
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