断腸亭料理日記2016
引き続き、断腸亭の夏休み、モルディブ行き。
スリランカのコロンボ空港でモルディブ・マレ行きに
乗り換えて1時間ほど。
マレ国際空港着。
すっかり夜。
マレ空港といっているが正確には、マレではない。
マレというのはモルディブの首都の島で
空港のある島は、隣だが別の島。
しかし、着いてみて、びっくり。
5年間に来たのが最後だが、そこからも大きな変貌ぶり。
バーガーキングができている。
5年前には確かなかったはずである。
いや、それこそ、30年前に初めてきたときには、
免税店すらろくになく、
まるで日本ののどかな田舎の駅のようなものであった。
空港を出ると、小さな子供たちが「ワンダラー、ワンダラー」
といってテロテロのTシャツを1ドルで売りに
わらわらと寄ってきたものであった。
旅行代理店の方の案内でジュメイラの専用待合室へ。
ここもエアコン、Wifi付き、飲み物が用意されている。
代理店の方によればマレや空港はここ1、2年でも
どんどんと変わっているという。
マレ島と空港の島はそれでも1kmほどは離れている。
行き来にはドーニというモルジブ船の渡し船が出ているわけであるが、
今、空港島とマレとを結ぶ橋が建設中で、もうじき完成とのこと。
まさに、隔世の感がある。
この数年でなにがあったのか。
ジュメイラの豪華なスピードボートに乗り込み出航。
対岸に見えるマレの街は、以前は“町”であったが、
確かにもう既に“街”。
ビルも見えるし、なにしろ明るいネオンが見える。
大きな建物といえば、モスクくらいであった。
(この国は、イスラム教国である。)
こんな小さなサンゴ礁の島国。
30年前には電気どころか、真水すら時間限定でしか蛇口から
出なかったほどである。
スピードボートですっ飛ばして、30分。
ジュメイラ、ヴィッタヴェリ(Vittaveli)に到着。
簡単なチェックインをしてバギーでヴィラへ。
こういうところは基本どこでもそうだが、一戸建てのヴィラ。
水上のものもあるが、私も内儀(かみ)さんも水の上は
落ち着かなさそうなので陸上に決めている。
入ると、なんと、、、、天蓋付き。
まさか、新婚旅行ではない。
バスルームは部屋が分かれており、洗面所が二つ、
化粧用の鏡がさらに別にあり、シャワーは外と中に一つずつ。
そして、外に大きなジャグジー。
到着に合わせてお湯が張られ、バブルの用意までされている。
なかなかなもの、で、ある。
よし。
とにかく疲れた。
ドボンと飛び込んで、寝る。
朝。
天気はよさそう。
ヴィラの周り半分はプール。
昼寝スペース?。
この先がビーチでむろんプライベート。
タオルとパラソルが用意されたデッキチェアがある。
もっとも、モルディブのリゾートはすべからく、プライベート。
モルディブ人の住む島とリゾートの島は完全に分けられている
のである。
朝食は7時から。
メインのレストランまで出かける。
リゾート内の移動はバギーを呼ぶか、備え付けの自転車。
どこでもそうだが、バッフェ。
外のテーブルにしてみた。
生野菜と左上がフムス。
フムスというのは、それこそドバイのジュメイラで食べたのが
最初だが、アラブ料理で、ひよこ豆のペースト。
これがなかなかうまい。
それ以来、自分でも作ることがあるが、茹でたひよこ豆を
つぶしてオリーブオイル、レモンなどで調味したもの。
パンなどにつけて食べる、まあ。ペースト、で、ある。
クロワッサンに巻きずしらしきもの、ハッシュポテト、
生のトマト、右下がなぜかミニのお好み焼き。
上はしょうゆ。その左が、これもアラブ料理であったと思うが
羊肉のひき肉に衣をつけて揚げたもの。これもうまい。
汁麺があったので取ってみた。
アラブ料理、アメリカン、ちょっと欧州、日本、中国、
東南アジア、インド、モルディブ。
料理の幅はこんな感じであろうか。
欧州のホテルなどよりもよほど幅が広い。
また、辛くて食べられない、香辛料の癖が強くて
食べられない、といったものもほとんどない。
やはり我々には、食べやすく、バラエティーもあって
飽きない食事である。
つづく
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