9月10日(木)夜
オフィスからの帰り道。
牛込神楽坂駅そばのスーパーに寄る。
ちりめん山椒を入れた獅子唐の揚げ煮を
作ろうかと考えた。
ちりめん山椒は京都などでは、とてもポピュラーもの。
関東でいうしらすと山椒の実の薄味の佃煮といった
ところか。
私も東京の人間なので子供の頃はまったく馴染がなかったが、
京都で飯を食うようになり知って、最近は冷蔵庫に常備する
ようになった。
京都の“おばんざい”にそんな料理があったような気がして
獅子唐と一緒に煮てみようと思いついたのである。
野菜売り場にきて獅子唐1パック。
ちょっと、探すと甘唐辛子、高知産というのがあった。
京都には万願寺唐辛子という大きいが辛くない
唐辛子があったが、同じようなっものか。
これも買ってみよう。
ん?!。
青唐辛子、千葉県産。
これは、普通の辛い唐辛子。
これも入れようか。
おもしろい。
魚売り場にもまわってみる。
と、ぶり。
北海道産、天然。
あらが、半額。
250円。
これはよい。
ぶり大根である。
しかし、聞いてはいたが、最近ぶりは北海道で
盛んに獲れているのが東京でも出回るように
なったのか。
温暖化、海水温の上昇、で、ある。
大根も買わねば。
半分。
帰宅。
ぶりあら。
作る。
大根の皮をむいて切る。
輪切りから1/4。
下茹では圧力鍋。
水をヒタヒタに入れて、ふたをして
強火で加熱加圧。
圧が上がったら、弱火で5分。
あとは放置で、30分。
30分を見計らって、ぶりの下拵え。
霜降り。
薬缶にお湯をわかす。
あらはきれいに洗って、ざるにのせる。
沸騰したら、熱湯をかける。
ひっくり返してもう一回。
水で洗う。
圧力鍋を開ける。
OK。
大根の方が味が染みるのに時間がかかるか。
大きな鍋に、大根を入れ、しょうゆ砂糖、酒。
濃いめの味にし、煮立てる。
時間差でぶりも入れ、アルミホイルで落としぶたをし、5分。
タイマーをかけて5分で火をとめて置く。
獅子唐の方。
獅子唐、甘唐辛子、青唐辛子それぞれヘタを切って、
フライパンに少し多めのサラダオイル、香りづけの
胡麻油を入れて、加熱。
冷蔵庫からちりめん山椒、、、、?!。
ない。
切れていたのか、、。
仕方ない。
もう一つ、もらい物だが大阪の[神宗]という
有名なところのもの。ただし、ちりめん山椒という名前だが
これは甘辛の佃煮。これを使ってみようか。
火が通った獅子唐達の油を切って、ちりめん山椒を
入れ、少量の水。
軽く煮る。
味をみて、甘めなので、しょうゆを足す。
OK、まあまあであろう。
佃煮を材料にするという、
ちょっと、不思議な感じのものができてしまったが、
これはこれで、おもしろいかもしれぬ。
獅子唐、甘唐辛子、青唐辛子の揚げ煮。
青唐辛子は、むろん、辛い。
だが、アクセントになって、これもおもしろかろう。
ぶり大根。
どうであろうか。
見た目はよいのだが、、。
時間差をつける必要がなかったか。
食べられないほどではないが、
大根には味が染みすぎてしまった。
むしろ、ぶりを先に、大根を後にすべきであった。
これは取りも直さず、魚を煮込みすぎないために
つゆを濃くしているからなのだが、、、、。
むずかしいもの、で、ある。
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