断腸亭料理日記2015
5月30日(土)第一食
土曜日。
冷蔵庫にマルちゃんの3食焼きそばがあった。
これを食べよう。
暑くなってくると、焼きそばの季節である。
先々週あたりにも買ったのだが、これは添付のソースで
ノーマルにソース焼きそばを作った。
今日は中華風にしようか。
中華風の焼きそばといっても、いろいろある。
しょうゆ、オイスターソースで炒めるのは、上海風か。
それにあんかけ。
あんかけのバリエーションだが、麺を揚げたカタヤキ、などもある。
私がいつも作るのは、麺に焦げ目をつけて具を和える(のせる)もの。
麺に焦げ目をつけるというのがポイントだが、
これはなに風というのであろうか。
広東風なのか、わからぬが、東京の中国料理やで
焼きそばというと、これが出てくることが多かろう。
具はなににしようか。
豚こま切れが冷凍庫にあるので、肉はこれ。
野菜は、北海道から届いたグリーンアスパラが
たくさんあるので、これと、にんじんもなんだか
野菜室にたくさんあるので、これ。
野菜を切る。
アスパラは根元付近は硬いので少し上の方から、
斜めに薄めに切る。
上の方に行くほど柔らかくなるので厚めにし、
穂先はざっくり切る。
にんじんは細めの千切り。
麺を一つレンジ加熱する。1分。
中華鍋を煙が出るまで熱し、一度油をまわし、再度油を
入れる。油は少し多めでもよいのであろう。
レンジ加熱した麺を中華鍋に広く広げ、お玉の背で鍋肌に
押し付ける。
点火、強火。
鍋を回し、麺をまわす。
時折、お玉の背で押し付ける。
煙が上がり始め、鍋肌に接しているところの色が
変わってくる。
完全に黒くしてしまってはいけないので、
狐色程度で、鍋を振ってひっくり返す。
同様に片面も焦げ目を付け、皿に取っておく。
鍋を一度洗い、再度加熱、油をまわす。
豚肉から入れ、にんじん、アスパラを炒める。
塩胡椒。
ここに焦げ目をつけた麺を入れて炒めるのもあるが、
あんかけまではいかないが、多少のとろみをつけて、
上に載せることにする。
水溶き片栗粉を用意。
水を少量入れ、味覇を少し。
和えて、水溶き片栗粉を添加。
ん!。
ダマになる、、、。
鍋肌にもくっつく。
ちょっと水分が少なかったのか、片栗粉が濃かったか。
しょうがない。
出来上がりにしよう。
盛り付け。
酢を用意。
にんじんが焼きそばに入ると、彩りはいいようなものの、
なんとなくミーゴレンのような、東南アジアっぽくなる。
ちょっと、安っぽい感じであろうか。
酢を掛けまわして、食べる。
ところどころ、片栗粉のダマ、で、ある。
酢を少し足す。
少し、ダマがゆるむかと思ったのだが、あまり変わらぬ。
まあよい。食べちゃおう。
しかし、なかなかむずかしいものである。
少しとろみをつけようとしたのは、有楽町の[慶楽]の
もやしの焼きそばからであった。
[慶楽]のもやし焼きそばは、池波レシピでもあるが、
かなりうまい。
気持ちとろみがついているのが、写真でもおわかりになろうか。
今回は結果として、水分が少なかったということではあろう。
もう少し、思い切って入れなければいけなかった。
また、具材の量ももやしだからか、随分と多い。
このくらい、ドサッとあってもよいのではあろう。
次回の課題である。
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