断腸亭料理日記2015
2月25日(水)夜
オフィスからの帰り道。
なにを食べようか考える。
温かいもの。
簡単にラーメンにしようか。
今日はいろいろ考えるのも面倒。
まあ、こういうこともある。
大江戸線、上野御徒町で降りて、
テキトウなところに入ろうか。
ラーメンやは上野広小路交差点から
春日通り沿いだけでもなん軒もある。
大江戸線を降りて、地上にあがってきた。
う〜ん。
まあ、それでもここならば天神下[大喜]まで
歩こうか。
春日通り沿いに湯島方向へ歩く。
湯島方向にもラーメンやはなん軒かある。
つけ麺の店、油そばの店。
寒いし、つけ麺や油そばではない。
やっぱり[大喜]だ。
天神下の交差点を渡って[大喜]到着。
8時すぎ。
店の前で二人の酔っ払いが大騒ぎをしながら、
入店待ち中。
さて、なににしようか。
券売機の前で考える。
本来ここは塩味の鶏そばが看板なのであろうが、
売り切れ。
しょうゆのわんたん麺にしようか。
それから、ビール。
すぐに入れる。
指定されたカウンターに座る。
ほぼ満席。
最近のここはつまみなども出し
グループで呑んでいる客もある。
昔のカリスマラーメン店の面影は
なくなっている。
生ビールとお通し。
お通しはマカロニサラダ。
このネジネジのマカロニは
なぜかずっと変わらない。
呑んでいると、きた。
しょうゆのワンタン麺は食べたことがあったと
思うのだが、ちょっと、印象が違う。
丼のせいであろうか。
以前はそこそこ雰囲気のある和柄の丼などが
多かったように思うが、赤い四角い渦巻の
オーソドックスなラーメン丼。
海苔にナルト、メンマ。
わんたんは五つ。
青味のかいわれは、以前からここでは定番。
ちょっと目を引くのは、そぼろ。
食べる。
スープ。
この店らしくさっぱり系でうまいが、とっても普通。
以前のここのしょうゆは、もう少し魚介系が
強かったのではなかろうか。
そぼろはスープになにか味を足している
という意図なのか。
わんたんもプリプリでうまいのだが
なにかが前に出ているというのではない。
総じて角(かど)が取れていると
いったらよいのであろうか。
過不足のないうまいラーメンである。
スープも全部飲み干す。
この店はそうはいってもそう頻繁にはこない。
半年にいっぺんくらいか。
くるたびに、メニューも味も、店の雰囲気、
客層、どこかしら変わっている。
おもしろい店である。
ただここでハズレ、というものを食べたことはない。
最先端を追っかける、ラーメンマニア諸兄には
あまりもう興味はないのかもしれぬが、
私は、好きな店である。
今回のわんたん麺自体の味もやはり、とがっていない分
只者ではないといってよかろう。
これからまたどんな風に変わっていくのであろうか。
たのしみではある。
文京区湯島3-47-2
03-3834-0348
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