断腸亭料理日記2015

フィリピン・ボラカイ島 その5


さて、引き続き、断腸亭の夏休み。
フィリピン・ボラカイ島。

いきなりだが、余談。

この日記を書いていると、たまたま8/20の日経にフィリピンの
ことが出ていた。

フィリピンの日本への観光客はASEANではタイに次いで2位であると。
また、別に調べてみると、経済成長率は7%程度で、中国に次いでアジアで2位、
ASEANでは1位と近年目覚ましい経済成長を遂げているそうな。
これはあまり日本では報道されていないのではなかろうか。
若年人口が多く、英語が公用語の一つになっているので、
欧米企業のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)が盛んで
企業の進出も多いという。それで中間層が増え、手近な海外旅行先として
日本が人気とのこと。少し前ではフィリピンからというと
出稼ぎイメージが強かったが日本にとってはもはや大事なお客様に
なっているようである。
(ただ、この島で見たかぎりはまだまだ貧富の差は大きいようだが、
いずれ、こういうところも段々に埋まっていくのかもしれない。)

ダイビング一日目が終了し、戻ってきて昼飯。

天気は回復し、まばゆい日差しが射している。

このシャングリラのレストランは全部で四つ。

プールサイドには施設としてはバーがあるが、
ディナー用のテーブルもいくつかあり、各デッキチェアなどでも
食事ができるようになっていて、レストランの一つに数えられている。

バーの脇の足を投げ出せる席に座って、ビールをもらう。
それから、ツナマヨネーズサンドイッチというのを
頼んでみようか。二人でシェア。

ダイビングというのは水中という地上とは別世界に身を置き
身も心も解放されるのではあるが、一方でなかなか疲れるものでもある。

具体的に激しく体力を消耗するようなことはしていないのだが、
地上とは違う圧力を受けているせいであろうか、終わると
グッタリ、なのである。

ビールがきた。


やっぱりサンミゲルのペイルピルゼン。
日本のビールよりも少し軽め。

きた。


食べてみる。

ん?!。

「ツナマヨネーズサンドイッチ」。
なにか別のもの、かと、思ったのであるが、、、
これ、日本にあるツナマヨのサンドイッチである。

日本のホテル、いや今時コンビニにもツナマヨの
サンドイッチなどあるまい。

まあ、いいか。


ビールをもう一本ずつもらう。


長閑(のどか)なリゾートの昼下がり。

食べ終わり、部屋へ戻って、昼寝。

疲れて、夕方まで寝てしまう。

さて、夕飯。

ダイビングセンターの上にある、シーフード
レストランへ行ってみることにする。

フィッシュマーケットと銘打って、
氷の上の魚や、水槽の中の生きたものを
選んで料理をしてもらうことができるように
なっている。








レッドスナッパー、ホワイトスナッパー?。
名前は聞いたのだが、どれがどれやら
よくわからない。

ちょっとピンボケだが、これは見た通り。


ボールの中が私達も見慣れた、ブラックタイガー。
英語でいうprawn。
外が、いか。calamari。
やりいか、あるいはひいかで、あろうか。


カニ。mud crab。
和名はノコギリガザミというそうな。


潜ってもみかけた、言わずと知れた、伊勢海老。

様々みたが、結局、シーフードプラッターという
セットでもらった方が安上がり。
これには伊勢海老も入っていて、二人前くらいある
というので、これにしよう。

内儀(かみ)さんはビールだが、私はカクテルをもらう。


マニラサンライズという名前のもの。
(テキーラサンライズのフィリピン版で
オレンジジュースの代わりに、マンゴージュースか。)
ちょっと甘い。

きた、シーフードプラッター。


ドデーン!、という感じ。

伊勢海老、二つ割りでまるまる一匹。
右下は、ブラックタイガーであろう。
その上がおそらく、カジキ。
真ん中下が、いか。ほたてのような貝柱もある。
それから白身の魚。これがおそらくホワイトスナッパー。
ちなみに、これで6,500ペソ。(17,034円、むろん安くはない。)

ほぼどれも、焼いただけ。
これが、まずかろうはずがない。
日本人であれば、魚介類を焼いただけ、が、
もっとも安心する。

パンも先に出ていたが、ご飯も出てきた。


手前がガーリックライスで向こうがジャスミンライス。
添えられているのは、しょうゆ、ナンプラー、
バルサミコ。不思議な三つだが、意外に近い味
といってよいのが、おもしろい。

腹一杯、大満足。




つづく





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