断腸亭料理日記2011

モルディブ行き その2

さて。

この日記のことであるから、
まずは、食事のことから書かねばなるまい。

このリゾートはどこが本拠なのか、よくわからぬ。
いや、どこ、ということがなく、
強いていえば、英米、英語圏、なのか。
あるいは、アジアとか、フランスとか、どこかの国に
偏ったものではないといった方がよいかもしれぬ。

朝飯は、おきまりのバッフェ。
パンや好みで焼いてくれる卵料理、ハムやソーセージ、生野菜、
フルーツ、その他。


場所は、メインダイニング。

饅頭などの中華の点心、も2種ほどある。


人も少なく、眺めは最高。
インド洋に浮かぶ北マレアトールの穏やかな海。


朝飯からカレーがあるのが、この地域のリゾートの
特徴であろう。
ここも毎朝、3種のカレーと米料理1種。
モルディビアンブレッド、などと書いてあったが、
チャパティ、それから、ピタも置いてある。

モルディブのカレーがそうなのかどうかは、
わからぬが、ここのはココナッツミルクが入ったものが多い。
これもチキンのグリーンカレー。



インゲンとトマトの入った、ツナのカレー。


そして、薬味ようにカレーのそばに必ず置かれていたフレーク。
モルディビアン・フィッシュ・フレークなどと、
書いてあったように思う。
モルディブには、日本の鰹節とほとんど同じものがあるのは
比較的有名なことだが、これはおそらく、その佃煮のようなもの。

見た目は、錦松梅


東京の方はご存知であろうが、
昔、志ん朝師匠がCMをやっていた、
鰹節を主体とした高級佃煮。

食べると、まったく、錦松梅そのもの。

いや、少し、なんらかスパイスが入っているが、
それ以外、しょうゆで煮込んだような味なのである。
(まさか、モルディブにはしょうゆはなかろうが。)
白飯がほしくなる。

さて。

朝飯をしこたま食べると、昼はいらなくなる。

ここは欧州からのお客が主体だが、
彼らがランチを食べているのをあまり見かけなかった。
やはり、彼らはリゾートではあまりランチは食べないのか。

わからぬが、夕方、腹が減った頃の、午後のお茶。
フリーでケーキとアイスティーが、プールサイドで出る。


日の入り頃、北の端にある、ファンディータという
アラブ料理のレストランへ。

西に向いたオーシャンサイド。


日没は19時だが、それに合わせて、カクテルが、
少し安くなる。
(だが、それはシャンパンベースのものだけで、
元々お高いので、パス。普通のもの。)

夜は初日なので、メインダイニングにきてみる。
ここは、イタリアンのレストラン。


ビール。

モルディブは国自体がイスラムでもあり、
アルコール類は基本的にそうとうに高価。
最も安いスリランカのライオン(Lion)ビールでも
7米$。

ツナのカルパッチョ。


マグロ、で、あろう。
ここは、インドマグロのよい漁場。
マレの市場にも大きなマグロがごろごろと、
並べられていた。

上に並べられているのはチーズ。

ムール貝。


内儀さんのチョイスだが
これはイマイチ。
(よく考えたら、このあたりでは、
ムール貝は獲れないのではなかろうか。)

伊勢海老のカレー。


我々はダイビングをするので、知っているが、
伊勢海老は、モルディブの海には豊富にいる。

できれば、刺身か、ボイル、焼、のみで、塩で、
食べたいが、それは、高価なので、カレーに。
カレーでも、プリプリでうまい。

カレーに白飯が付いてきたので、
例のモルディビアン錦松梅。


むろん、日本式のスティッキーライスではない、
香米だが、このモルディブの錦松梅で、いくらでも、
飯が食えてしまう。(いけない、いけない。)

ニョッキ。


これも内儀さんのチョイス。

デザート。


カスタマーサービスの女性の薦めていた、
フォンダンショコラ。

熱いチョコと冷たいバニラアイス。
チョコが濃厚でうまい。
(おそらく、上質なもの、なのであろう。)

パンナコッタ。



、、、。

明らかに、食いすぎ、で、ある。




これで1日目終了。



つづく。








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