断腸亭料理日記2010
2月28日(日)第三食
さて。
引続き、日曜日。
(津波は、ご存知の通り、50年前の同じチリ地震津波ほどの
大きさではなかったようで、よかった。国際語になっている
TSUNAMIを生んだ日本。今回の大津波警報の出され方には
批判もあるようだが、備え、ておいてよかった、と、思われる。
人命被害がなかったのは、やはりそのお陰、ではなかったのか、
と、思うのだが、いかがなものであろうか。)
餃子とともに買ってきた、メジマグロ。
夜、おろし始める。
こんな感じ。
小さなもの、で、ある。
頭を落とし、腹を割く。
頭側から、包丁を入れ、二枚に、おろす。
身が随分と白い。
色だけでいえば、イナダや鰤、のような感じである。
子供、だからであろうか。
三枚におろし、中央から縦に半分にし、
ここからは、刺身包丁で、それぞれ、皮を引く。
刺身に切り、盛り付ける。
最初に、切れ端など、ブツを食べてみる。
・・・?
なんであろうか。
むろん、食べられなくはないのだが、
やっぱり、いま一つ。
鮮度の問題、と、いうこともなかろう。
メジマグロといっても、本マグロの子供、
ではなく、キハダ、の、子供であろうか。
マグロらしい味がしない。
メジ、という場合、一般には本マグロの子供のことをいうことが
多いようだが、キハダの子供も、メジマグロと呼んでいる
という。
方針変更。
ヅケ、に、してみようか。
酒、しょうゆ、1:1を、一度煮立て(煮切り)、
冷ます。
ここに、刺身に切ったものを漬けて、15分ほど。
多少は、食べられようになったか。
(だが、イマイチ感は、ヌグエナイ。
こういう味であれば、ヅケよりは、〆る、というのも
あったのか、、、。)
さて。
まだ、半身残っている。
これは、煮てしまおう。
この前の、たらこを煮た時に倣(なら)い、
しょうゆ、酒、みりんのつゆで、しょうがも入れ、
味は濃い目に煮付けた。
(これは、翌、月曜のもの。)
さすがに、煮れば、うまい。
毎度お馴染みのアメ横、で、あるが、
安くてうまい、は、そうそういつものこと、ではない。
まあ、そんなもの、で、は、あろう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
NHK文化センター、断腸亭講座のこと
先日、お知らせした、4月から始まる、NHK文化センターでの講座。
もう既に、定員の25名近い方のお申し込みがあった、ということを
伺いました。文化センターでの告知も、公開されたばかりだとは
思われますが、思いがけないことで、驚いております。
この日記の読者の方、なのか、あるいは、文化センターの
元々の受講生の方なのか、わかりませんが、、。
実際のところ、詳細はまだ決まっておりませんが、
ご満足のいただけるような内容になるよう、鋭意
考えたいと思っております。
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