断腸亭料理日記2009
7月30日(木)昼
今日は、昨日に引続き、出張。
昨日は名古屋、大阪日帰り出張で、帰宅。
今日は、仙台。
昼は例によって、仙台駅内の立ち喰い鮨の、
北辰鮨。
昨日は、西、今日は北で、日本列島をあっちへ行ったり、
こっちへいったり。
忙しいのであるが、昨日は、名古屋のひつまぶし、
今日は仙台、仙台は、ここにこれるのが、
楽しみ、なのである。
昼前、はやて・こまちで、仙台に着く。
改札を出て、牛タンと、鮨やが並んでいる一角へ。
店に入る。
ここは、毎度のことだが、一杯で入れない、ということは、
あまりない。
あいている、手前のカウンターに立つ。
お茶がきて、さー、食うぞ、の、態勢。
まずは、いか。
真いかと、赤いかとありますが、
と、いうので、じゃあ、両方。
真いかは、するめいかのこと。
赤いかは、山口のもので、東京などでは、
白いかと、呼ばれる高級ねた、と、思われる。
白いかは、あまく、うまみが濃厚。
するめいかは、どちらかといえば、歯切れがよい、
感じであろうか。
どちらもうまい。
次。まぐろ、といったつもりが、
うに、が、出てきてしまった。
まあ、うまそうなのでよいか。
なにもいわず、食べる。
三陸産で、より、自然の状態に近い、塩水に
つけてあるもの、と、書かれている。
むらさきうにであろうか。濃厚でなるほど、鮮度もよさそう、
生ぐさみなどなく、うまい。
まぐろ赤身。
鱸。
三陸でも揚がり、東京湾よりも、上もの、として、
流通している、と、思われるが、まだ脂ののりはもう一つ、か。
きんき。
炙ったもの。
きんきは、炙ると香りもよくなり、うまい。
ちょっと、めずらしい、かます。
同じく、炙り。
炙るのは、ここのお得意、で、ある。
バーナー、で、ある。
バーナーで炙るのは、ただ、ミテクレ上、焦げ目を
つける、というのが、以前であったように、思われる。
このため、なんとなく、マヤカシ感があり、
最初は、違和感があった。
しかし、最近はこちらが慣れてきた、というのと、
単なる焦げ目、だけではなく、文字通り、タタキ状に
身にも微かに熱が入るように、板さんの技も
上がってきているように、思う。
やはり、にぎり鮨は、まだまだ変化し、進化している、
のである。
鰯。
鮮度もよさそう。
よい脂。
かんぱち。
養殖かもしれぬが、こんなねたもある。
うまい。
ほっき。
むろん、生。
このあたりの貝も、三陸は本場。
うまい。
鯵だったようなきもするが、忘れてしまった。
(鯵には見えない、、白身のよう、、。)
ここは、にぎりが小さい。
まだまだ、食べるぞ。
カマトロ。
ここにしては、500円と高価なねた。
見た目通り、トロトロの、脂、で、ある。
まぐろの、どこだか、忘れてしまったが、
同じく、炙ったもの。
平目。
あわび。
見た通り、生。
江戸前仕事の、塩むしも、また、うまいが、
生は生で、コリコリの食感と香りが、よい。
いかみみ。
先の、真いか(するめ)のエンペラ。
やはり、鮮度がよいのだろう。
透明感があり、あまく、うまい。
まだまだ、いける。
鯖。
三陸は鯖、も、揚がる。
時季ははずれているかもしれぬが、
〆方は、見た通り、ごく浅く、
どうしてどうして、うまい。
これは、きんめ。
(長崎、と、書いてあったか。)
地のものではないようだが、うまい。
生のつぶ貝。
さっきの、ほっき同様、夏のこちらの貝は、
レベルが高い。実にみずみずしく、香りも
うまみも、十二分。
さて。
そろそろ、仕上げ。
穴子。
やっぱり、これは、江戸前(仕事)には、かなわない、か。
〆は、鉄火巻。
お勘定。
4000円。
あれま。
いくら立ち喰い、とはいえ、ここまで食べたのは、
初めてである。
まぐろカマトロ、あわびが、500円。
総計、20個、よくもまあ食ったものである。
多少、ヤケ食いの感も否めないが、
ストレス解消。これで、済めば、精神衛生上安いもの、で、あろう。
まんぞく、まんぞく。
北辰鮨/仙台駅3F立喰店
TEL:022-214-6180
住所:宮城県仙台市青葉区中央1丁目1−1−3F
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