断腸亭料理日記2007
6月24日(日)第二食
さて、日曜日。
第一食は、昨日、食べすぎのため、コーンフレーク。
第二食。
また、また、カレー。
金曜日の夜、秋葉原のジャイヒンドでカレー。
昨日は、スタンドカレーのサカエヤで、カツカレー。
その上、また、カレーが食いたくなる、というのは、
どういうことであろうか。
誰かに、いわれたことがあるのだが、
同じものを、続けてなん度も食べたくなる、というのは、
満足していないことである、という。
なるほど、そんなこともあるのかもしれない。
いずれにしても、筆者、なん度も食べないと、満足しないという、
まあ、食い意地が張っている、ということは
間違いないだろう。
今日、思い付いたのは、キーマカレー。
挽肉のインドカレーである。
作り方を調べてみると、筆者が作るインドカレー
と、さほど変わりがない。
玉ねぎ、にんにく、しょうがを炒め、スパイスを入れ、
挽肉、トマトを入れ、炒める。
最後の煮込みがない分、早くできるイメージ、である。
玉ねぎ、ひき肉を買いに出る。
ひき肉は、なんでもいいようであるが、
今回は、安いこともあり、鶏にする。
作る。
まずは、玉ねぎ1個半、みじん切り。
にんにく、しょうがは、大匙1ずつ。
大きな皿にのせ、バターも少したっぷりめにのせ、
レンジにかける。
(拙亭のレンジでは、根菜のしたごしらえモード、で、ある。)
加熱時間は10分程度、で、あろうか。
レンジは、熱が一点に集中し、放っておくと、一部がこげてしまうので、
1〜2分毎に開けてかき混ぜる。
本来は、フライパンでこがさぬように、ごく弱火で、狐色になるまで、
じっくり炒めるのであるが、40分以上かかる。
これのショートカット、で、ある。
レンジをかけると、作用とすれば、
あらかじめ水分を飛ばしておく、と、いうことである。
油は入れても入れなくともよいのかもしれない。
今日はバターを入れたので、バターにも水分があり、
これも飛ばすため、より、時間がかかる。
テフロンのフライパンに移し、炒める。
こがさない、というのが大目標なのであるが、
強火とごく弱火(あるいは、一度止める)を繰り返すと
比較的早く狐色になる、というワザも、ある。
強火で炒めると、フライパンの表面部分の玉ねぎから先に、
水分がなくなり、こげ始めるが、この時点ですぐに止め、
落ち着かせる。この繰り返し、で、ある。
そこそこ狐色になったところで、火を止め、
水を少量入れ、スパイスを入れる。
スパイスは、ターメリック、レッドペッパー各大匙1(以上)。
あとは、シナモン(スティックを軽くつぶして)、グローブ、
クミン、コリアンダー、フェネル、ガルダモン、フェネグリークリーフ、
そんなところを各小匙1ほど。
これはいつも使っているもの、で、ある。
ホールは、すり鉢で軽くつぶす。
入れたら玉ねぎによく練りこむ。
ホールトマト(カットしたもの)、煮込みではないので、缶の半分。
ひき肉を200gほど入れ、炒める。
塩で味付け。
炒まったら、これで、ほぼ終了のようであるが、
なんとなく、不安なので、少し水を入れ少し煮込む。
同時進行で、米を炊く。
米は、タイの香り米。
(買ったのは、昨年。
そうそう食べないので、もう一年以上ある。
一応、まだ大丈夫、の、ようである。)
浸水をしないので、鍋で、すぐに炊き始める。
いつもはタイ米も電機釜で炊いていたが、そこそこ時間がかかるので
速いと思い、鍋でガス、に、してみた。
水加減も日本米と同様にして、火加減も同様にしてみたのだが、
やはり浸水をしない分、水がなくなった時点で、まだ芯があるので、
少し水を足し、再度加熱したりし、微調整。
キーマカレーの方は、足した水分が煮詰まるまで。
完成。
やっぱり、ビール。
鶏肉は色が白いので、全体として、ターメリックの色が勝ち、
黄色っぽくなった。
味は、そこそこ、キーマカレー、という感じ、
と、いうのもヘンだが、実際はいつも使うスパイスと、
特に変わりはないので、要は水分なしの、インドカレー、で、ある。
(筆者としては、普通にうまい。)
結局、多少煮込んでもいるので、さほどの時間短縮にも
なっていないが、まあ、少し、簡単にできる、
と、いうことであろう。
これで、筆者の「カレー欲求」のようなものは、
ひとまず、充足されたようである。
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